着工からすでに41年、臨界達成した1978年1月18日からもう36年が経過しました。 本来であれば
再稼働に向けた莫大な投資は無駄で当然廃炉されるべきボロボロの老朽化ポンコツ原発ですが、
お宝の28年稼働してきた敦賀2号機が直下の活断層で廃炉は不可避、日本の原子力発電の元祖
老舗の看板を降ろすわけには行かず、是が非でも東海第二を再稼働させようと言うのです。
まあ、日本原子力村の看板企業で原発負債の増大で呆気なく倒産させるのはノスタルジアが許
さないと言う事です。
そして、着々と再稼働の準備に勤しみ、最大の難関である30㎞圏の周辺住民説明会をなんとか
平穏無事に貫徹させる意気込みがさすがです。 地域住民の参加が30人であれば会場は狭く、
たとい反原発の闘士が大挙押しかけても、事前チェック体制や会場内に大量の桜や業者の間者を
一人に対して2~3人配置して両側に前後左右から威圧して、手を上げられたら間者が前後左右で
手を上げて絶対に反原発発言をさせないにはこれぐらいが精一杯と言うのは自明です。
そうして、こんな小規模集会を各市町村につき、数カ所に限定して同様の体制で30㎞圏
総てをうまく収めて、原子力規制庁に粛々と報告すればめでたく再稼働が見えて来る
と言う次第です。 さて、姑息な原子力村の総本山の日本原電さん、思惑通りお手盛りの
シャンシャン株主総会まがいの住民説明会無事平穏に開催出来るかどうか、世界注視の中
いよいよ来月から静かに粛々とまるで夜中の盗賊の忍び足の様相で開始されることを
報じるネットニュースは以下です。
東海第二 来月4日から住民説明会 原電 適合審査申請後初めて
日本原子力発電(原電)は、東海第二原発(東海村)の再稼働に向けた国への適合審査申請後、初となる住民説明会を地元の東海村で七月四日から始める。
説明会は村内の三十自治区ごと、それぞれ二回ずつ開く。会場は、いずれも原電のPR館「東海テラパーク」。定員は各回とも三十人。平日は夕方から、土、日曜は午前、午後の二回行う。午前の部では、構内をバスで見学できる。希望者が多ければ追加で実施するという。
非常時の発電装置の配備や原子炉の冷却用配管の設置など、東京電力福島第一原発事故後、これまで進めてきた安全対策を中心に説明する。適合審査申請内容の概要にも触れ、住民から質問を受け付ける。
今週から、社員らが各世帯に説明会開催の案内を配布している。一回当たりの定員を三十人に限定した理由について、原電は「小規模な会にして、顔を見ながら説明し、住民の気持ちを聞きたい」としている。
「安全対策について住民の理解を得るため」として、原電は原発から三十キロ圏の市町村で住民説明会を開く方針を示していた。
(林容史)