マムシねえ、我が家は毎年5~6匹は出ますからね。本当に用心が肝要です。
所で、案外知られていないのがマムシに噛まれた後の対策です。
噛まれる場所によっても違いますがやはり一番は毒の対策です。
まず第一にマムシの毒は口の両側の牙に細い穴が開いていてそこから咬んだ場所に
注入されます。 そして、たちまち血液を介して体内に拡散してあちこちの臓器などを破壊します。
だからまず噛まれた場所から心臓に近い側をタオルや紐などでしっかりと縛り毒の拡散を
防ぎます。次ぎに傷を切開したりして口で吸い出したり、あるいはポイズンリムーバーなどが
あればそれで体内に入った毒を排出します。 もちろん医療機関への直行も最優先です。
しかし、最近の医師はマムシに噛まれた患者を扱った経験が皆無ですから、直行する
医療機関も事前に調べておくことが肝要です。 救急隊は一応の知識が有るでしょうから
救急車を待つ間に近くに医療機関があれば走ってでも早期治療が回復に有効だというのです。
また、出来れば咬んだマムシもつかまえてそして医師に提示することが出来れば治療に大変
役立ちます。 本当にマムシであることが確認できますから血清の投与の判断が早くなります。
また噛まれた季節やマムシの大きさを見て毒の量や強さが推量でき血清の投与が的確になり
非常に有益です。
まあいずれにしても日本列島は森林や草むらなどは何処ででもマムシがいますから
用心が肝要という次第です。 以下は珍しいマムシに噛まれたときの対処を報じる希有なネット
ニュースです。
マムシにかまれたら、走ってでも受診を!
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毒蛇のマムシにかまれたら、走ってでもいち早く医療機関を受診する方が軽症で済むことが、救命救急医らのグループによる全国調査で分かった。
従来は「走ると毒が全身に回るので安静第一」とされてきたが、グループは「認識を改めてほしい」としている。
グループは兵庫、福岡などの医師、ヘビの研究者ら6人で、2007年4~10月、全国の救急病院、約9500か所にマムシにかまれた患者の治療実績を尋ねたところ、975例の回答があった。このうち、受診の経緯などがわかった患者178例について分析結果をまとめ、今年、専門誌の電子版に発表した。
マムシにかまれると、約30分でかまれた部位の腫れがひどくなり、その後徐々に毒が全身に回るとされる。受診するまでに少しでも走った人は21人で、受診までの平均時間は約18分。平均入院期間は5・9日だった。一方、全く走らずに救急車を待つなどした157人は、受診までに約84分かかり、入院期間は8・4日と長かった。腫れの程度も、走った人の方が軽かったという。
マムシは南西諸島を除く全国各地の水辺や山地に生息。グループによると、年間1000~3000人がかまれ、10人前後が死亡するという。治療は、毒の作用を和らげる薬を注射するのが一般的だ。応急処置としては、かまれた部位より心臓に近い場所を布で縛るなどの方法がある。
グループの聖マリア病院救命救急センター(福岡県久留米市)の瀧健治医師は「救急車がすぐ来るなら待った方が良いが、時間がかかる場所なら、応急処置の後、走って人里に出て助けを求めるなど、早い受診を試みて」と呼びかける。