こういうでたらめな記録を金科玉条のごとき扱いであの悪名高き放影研は世界で唯一の被爆研究の
成果と偽って、放射能は人体に影響が無いとか山下俊一氏のように被爆者や福島の県民を愚弄し、
笑えば放射能の害は無いとか100㍉シーベルトでも安全だとかいう暴言が生み出されていたのですね。
原爆の“傷”カルテには「good」 米国の記録に神戸の女性憤り
神戸新聞NEXT 8月20日(木)16時13分配信
6歳の時、広島で被爆した神戸市灘区の貞清百合子さん(77)は今年5月、日米共同の放射線影響研究所(広島市)に被爆直後に受けた検査記録を請求し、約70枚のカルテを受け取った。被爆2年後から検査を受けたが、届いた記録は10歳からしかなく、書かれた所見は「good(良好)」。当時の苦しみとかけ離れたものだった。憤りとともに反戦の思いを一層強くし、核廃絶の署名集めを続ける。(阿部江利)
【写真】「good health」などと書かれたカルテ
貞清さんは爆心地から約1・5キロ地点にあった寺で被爆。親戚17人を亡くし、直後から母と遺骨を集めて回った。両親と3人で市内のバラック小屋で暮らすようになったが、中学生の時に父母もがんで亡くなった。親戚に引き取られた後、21歳で神戸に来た。
検査は同研究所の前身である米原爆傷害調査委員会(ABCC)が広島と長崎の被爆者に実施しており、貞清さんも無差別で対象に選ばれた。1947年から毎年検査を受けたが、母は「ピカにあわされて、モルモットと一緒やけえ」と反対していた。
カルテは「70年のけじめに」と取り寄せた。ところが、最も症状が重く、下血を繰り返すなどした小学3年時のカルテは届かず、問い合わせても見つからなかった。
それ以降も頭痛や鼻血、めまいなどを訴えたはずだが、カルテには「good condition(良好な状態)」などの文字が並んでいた。
一人一人の苦しみが正確に記されていなかった記録。「がっかりした。あのつらさは一体何だったのだろうと」
年齢を重ねるにつれ体調が優れない日が増えてきた。署名集めも30分と立っていられないが、強い思いに駆り立てられる。
「最近は非核の決意がじわじわ揺らいでいるように感じる。後から『私は嫌だった』と言ってもだめ。今、しっかり声を上げなければ」
【放射線影響研究所】 原爆の放射線による影響を調べるため、米国が1946年、原爆傷害調査委員会(ABCC)を設立。広島、長崎市の約9万4千人を調査した(50年当時)。75年、日米両政府が共同で管理運営する財団法人に改組した。広島市と長崎市に研究所を置く。
【写真】「good health」などと書かれたカルテ
貞清さんは爆心地から約1・5キロ地点にあった寺で被爆。親戚17人を亡くし、直後から母と遺骨を集めて回った。両親と3人で市内のバラック小屋で暮らすようになったが、中学生の時に父母もがんで亡くなった。親戚に引き取られた後、21歳で神戸に来た。
検査は同研究所の前身である米原爆傷害調査委員会(ABCC)が広島と長崎の被爆者に実施しており、貞清さんも無差別で対象に選ばれた。1947年から毎年検査を受けたが、母は「ピカにあわされて、モルモットと一緒やけえ」と反対していた。
カルテは「70年のけじめに」と取り寄せた。ところが、最も症状が重く、下血を繰り返すなどした小学3年時のカルテは届かず、問い合わせても見つからなかった。
それ以降も頭痛や鼻血、めまいなどを訴えたはずだが、カルテには「good condition(良好な状態)」などの文字が並んでいた。
一人一人の苦しみが正確に記されていなかった記録。「がっかりした。あのつらさは一体何だったのだろうと」
年齢を重ねるにつれ体調が優れない日が増えてきた。署名集めも30分と立っていられないが、強い思いに駆り立てられる。
「最近は非核の決意がじわじわ揺らいでいるように感じる。後から『私は嫌だった』と言ってもだめ。今、しっかり声を上げなければ」
【放射線影響研究所】 原爆の放射線による影響を調べるため、米国が1946年、原爆傷害調査委員会(ABCC)を設立。広島、長崎市の約9万4千人を調査した(50年当時)。75年、日米両政府が共同で管理運営する財団法人に改組した。広島市と長崎市に研究所を置く。
最終更新:8月20日(木)18時57分
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