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反射屋根Vs屋上緑化!!

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地球に降り注ぐ無尽蔵で膨大な太陽エネルギー、これをめぐって密かなバトルが起きています。

一方は、地球は温暖化するのだからいらないと決めつけて、屋根や表面の塗装で太陽光を反射して

宇宙にお返しするという陣営です。

 他方は、せっかくのお天道様の恵みを屋根を緑化して燃料や食料増産に活用しようという陣営なのです。

問題は地球が人類の発する温暖化ガスと消費するエネルギーで温暖化しているのか、それとも連続する

太陽活動の歴史的低迷で氷河期化しているのかという現状判断の結果次第と言うのです。

  以下は、せっかくのお天道様の恵みを返上して塗料で一儲けをもくろむ一味の暗躍を報じるネット

ニュースです。

日光下でも金属が熱くならない夢の塗料を開発


屋根に使えば省エネかつ温暖化対策に。太陽熱を反射し、腐食も防止――
 米ニューヨークなどの都市では、街ぐるみで建物の屋根を白く塗って温度の上昇を抑え、エネルギー使用の削減を図る取り組みが行われている。近い将来、この白い塗料に代わって注目を浴びそうなのがガラス製の塗料だ。

【関連写真】太陽光の7,8割を宇宙に跳ね返す白い屋根の家々

 新たに開発されたガラス塗料を金属製の屋根に塗ると、日光を跳ね返して屋根がなんと大気と同じ温度に保たれるという。この効果は大きい。金属面は日光にあたると非常に高温になる。公園の滑り台やスタジアムの外野席などは、熱くて座れなくなるほどだ。

 新しい塗料にはもうひとつ利点がある。完全な無機物である二酸化ケイ素(ガラスやシリコーンゴムの主成分)の混合物でできていることだ。そのため紫外線による劣化がなく、一般的な樹脂コーティングよりもはるかに長持ちする。

「いわば、金属面を岩でコーティングするようなものです。数十年どころか、数百年もつ可能性があります」。先日ボストンで開催されたアメリカ化学会で、この塗料について発表した米ジョンズ・ホプキンス大学応用物理学研究所の主任研究員、ジェイソン・ベンコスキ氏はそう語る。

 昔ながらの日用品である塗料が、環境保全に大きな効果を発揮するというイメージはわきにくいかもしれない。しかし、「エアピュアペイント」という製品には屋内の空気を汚染するホルムアルデヒドなどを取り除く作用があり、またボイセン社の「ノックスアウト」は光化学スモッグの原因となる大気中の窒素酸化物(NOx)を分解する。

 最近目にすることが多く、多少物議を醸してはいるがさらに広まりつつあるのが、白い屋根だ。たとえばニューヨークでは「ホワイト・ルーフ・プロジェクト」が進められている。主催者によると、建物の屋根を白く塗ることにより、夏期のエネルギー使用量を10~40パーセント削減できるという。(参考記事:「温暖化阻止へ7つの解決策:白い屋根」)
金属以外にも使える?
 白い屋根の効果については、専門家もおおむね認めている。たとえば米国エネルギー省は、日光を跳ね返すタイプの屋根は、黒いコールタールの屋根に比べると表面温度が10℃も低くなるとしている。晴れた日に明るい色の服を着ると、体温の上昇が防げるのと同じ原理だ。一方、米国北部では南部に比べて白い屋根のエネルギー削減効果が小さいという研究も2014年に発表されている。

 白い塗料は太陽エネルギーの約90パーセントを跳ね返すなど、「実際、効果はあります」とベンコスキ氏は語る。しかし、樹脂塗料は、ケイ素をベースにしたものよりも紫外線を跳ね返す力が弱いという。「紫外線で劣化するせいで、わずか3年ほどで樹脂塗料は塗りたての2倍の太陽エネルギーを吸収するようになってしまいます」

 ベンコスキ氏が開発した塗料は、日光を反射して金属面の温度を低く保つ効果が数十年間続くため、金属の腐食を進みにくくする。この研究はもともと、建物のエネルギー削減ではなく、軍艦の寿命を延ばすことを目的に米国海軍研究局が出資して始められたものだが、結局は双方に役立つ結果が得られた。

 この塗料は、金属面以外でも効果が期待できるのだろうか。「実際にやってみなければなんとも言えません」とベンコスキ氏はいうが、彼はこの塗料がガラスやコンクリート、岩、グラスファイバー、さらにはすでに樹脂塗装が施された面でも機能すると考えている。

 今後は2年以内に実地試験が開始され、商品化には5年ほどかかる見込みだ。海軍がスポンサーについていることで、成功する可能性は高いとベンコスキ氏は言う。
文=Wendy Koch/訳=北村京子
【関連記事】


屋上緑化の10大メリット


 屋上緑化にはこうした都市のクールダウン効果の他に多くのメリットがある。ここで、その“10大メリット”を整理しておこう。
1.断熱効果:夏の炎熱を10度もクールダウン
 屋上緑化の緑と土壌層には、目をみはる断熱効果がある。一戸建ての「屋根緑化」で、外気温37度のとき、2階27度、1階25度と、10度以上もクールダウン効果がある。屋根の緑化による断熱にプラスして、水の気化熱が建物を冷やすからだ。
2.省エネ効果:建築緑化で原発25基が不要
 屋上緑化をすると、その断熱効果により、約30坪マンションで夏場のクーラー代が約6万円節約できる。冬の寒さも遮断するので夏冬あわせて約10万円も冷暖房費が浮く。オフィスビルでも屋上緑化で2~3割の冷暖房費が節約できる。東京23区ビル群の陸屋根の半分を屋上緑化しただけで、約100億円の冷暖房費の節約に。これに壁面緑化すると、さらに120億円も節約可能。屋根と壁面の建築“ダブル緑化”で盛夏でも約5度、室温を下げることができる。これは100万キロワット級の原発25基に相当する省エネ効果である。原発が巨大地震で爆発したら1000万人単位で死者が出る。また、原発建設に投じる膨大な予算と、屋上緑化などの費用を比較すれば、どっちが得かは子供でも分かる。
3.ビル延命効果:緑の保護層でビル寿命が4倍伸びる
 屋上緑化に対する最大の勘違いは「ビルや建物が傷む」というものだが、これは完全な誤解だ。逆にビルや建築寿命を伸ばす。まず“緑の保護層”として直接紫外線による屋上や壁面の劣化を防ぐ。さらに昼夜の温度差による熱膨張収縮による亀裂を防ぐ。その他、酸性雨の侵入を食い止め、鉄筋腐食などを防止。実際に築18年の屋上コンクリート面で、むきだし部分は蜘蛛の巣状に亀裂劣化していたのに対して、屋上緑化で覆われた面は、まったく施工時と同じ状態だったことが証明されている。専門家は「屋上緑化によってビル寿命は最低4倍伸びる」と断言している。
4.都市洪水防止:都内に巨大“貯水ダム”が出現
 都内のビル屋上の50%を緑化すると124万トンの保水能力を持つことになる。緑化土壌は降った雨の約半分を貯める。つまり都内に巨大な“貯水ダム”が出現するのだ。屋上緑化は、温暖化で激増する集中豪雨を食い止め、都市型洪水の悲劇を防いでくれる。
5.ヒート・アイランド緩和:4~6度もクールダウン
 都市の面積の3割以上を「緑」で覆うと気温は約4度下がる。植物は、その蒸散熱(気化熱)で、太陽熱の3分の2も冷やすからだ。前述したようにサクラメント地域の緑化率を25%にすれば、なんと5.6度も下げる効果がある。
6.「微気象」改善:しのぎやすい、虹のかかる夢幻都市
 都市緑化では“マイクロ・クライメット”(微気象)と呼ばれる現象が起こる。これは限られた地域の気象の変化である。たとえば、谷中、根津、千駄木の“やねせん”と呼ばれる下町の路地では住民が丹精を込めて作った見事な鉢植えが並んでいる。市民グループの調査で、これら路地の気温は、ビル街に比べて6度も涼しいことが分かった。鉢植え植物による涼しさの贈り物だ。屋上や壁面緑化を進めれば、都市全体の気象を変えることもできる。真夏の気温は下がり、澄み渡り、雨上がりなどは霧が立って、虹がかかる夢幻的な都市風景となるだろう。
7.大気浄化:緑は天然の空気浄化装置
 植物には、有害な大気汚染物質を吸収、分解、浄化する驚くべき機能がある。都市の大気中に激増しているディーゼル粉塵まで生化学的に分解することが証明されている。屋上、壁面緑化によって、都市の空気まで澄み切っておいしくなるはずだ。
8.水質浄化:緑化土壌で中水の浄化リサイクル
 最高の水質浄化材は“土壌”である。その内部の微生物が、汚染物質を分解、浄化してくれるからだ。屋上緑化すると、その“土壌”は水質浄化機能を発揮する。洗面や風呂、台所などの生活排水(中水)を、屋上の緑にまいてやれば、排水は浄化され、それを中水として再利用する。さらに気化熱で建物は冷やされ、水道代も節約となる。無視できないのは、都市の水質浄化設備への負担軽減の効果。これは下水処理場などの建設費節約となり、回りまわって税金節約、そして減税へとつながる。
9.生態圏の復活:ビオトープによる癒し空間
 屋上、壁面緑化によって、花は咲き乱れ、蝶や鳥などが舞い飛ぶ生態圏が都市に復活する。人間の生活環境における生き物のすみかである「ビオトープ」だ。大阪の都心ビルを屋上緑化したら19種類の鳥、16種類の蝶が飛来、棲息するようになったという報告もある。これらの癒し効果はいうまでもない。都市砂漠に自然の息吹がよみがえる。学校の屋上を緑化すれば「生態圏」の自然観察の場となる。病院や老人ホームの屋上緑化なら、リハビリの場として患者さんたちを癒す。オフィスビルの屋上緑化なら昼休みの休息のひとときも和むものとなるだろう。
10.菜園都市(ビオ・シティ)へ:都市と農村の共生
 都市の屋上を緑化すると、そこに夢のような可能性が広がる。花壇にすれば花の咲き誇る“花の都市”に変貌するだろうし、屋上菜園にすれば住む人々の農業体験の場となる。朝のサラダやみそ汁も新鮮素材が楽しめる。ビル街の屋上菜園ならレストランや社員食堂の食材がまかなえる。採りたてハーブの香りなどはすばらしい。屋上果樹園にすればキウイやブドウなどがたわわに実る都市に・・・。なんと、素晴らしい光景だろう!

自治体による相次ぐ屋上・壁面緑化補助

 このような屋上緑化に対する行政の対応は徐々に進んでいる。
 東京都は2000年4月から敷地面積1000平方メートル以上の建物(公共施設は250平方メートル以上)の新築・増改築に当たっては外構および利用可能な屋上面積の20%以上を緑化するように指導することを決めた。その後、「自然保護条例」を改正して、屋上緑化を「行政指導」から「条例に基づく義務」に格上げした。2001年4月から実施されているが、違反者には罰金20万円以下が科せられる。
 都の英断に影響を受けたのか、他の地方自治体でもようやく腰を上げ始めた。名古屋市は2002年度から屋上緑化と壁面緑化を推進する助成制度をスタート。事業者、個人共に助成金を得ることができるようになった。個人住宅は上限が50万円だ。  香川県でも“みどりのまちづくり”キャンペーンを実施、屋上面積が50平方メートル以上、壁面幅が10メートル以上であれば屋上、壁面緑化のための助成を受けられる。防水および灌水施設工事、土壌および樹木の購入、ベンチ・プランター、照明器具などの経費が助成対象となっている。
 ほとんどの自治体では敷地面積1000平方メートル以上の建物を補助対象とする国土交通省の緑化政策がモデルとなっている。都市の緑化推進としてはすばらしい政策だが、その一方で中小ビルや個人住宅に対する補助が切り捨てられている。香川県では50平方メートルまで敷居を下げたことは評価したいが、それでもつましい家に住む庶民は対象外だ。屋上緑化に大も小もない。金持ちや企業だけを税金で補助し、貧乏人には出さないというやり方には疑問がある。
 そのような中で、東京都墨田区では2003年に個人住宅の屋上緑化に対して最高40万円を補助することを発表した。同区ではまず建物の耐久性などを無料点検し、その上で屋上緑化費用を補助する。建物の無料点検というのは全国でも珍しい。
 このほか、板橋区がベランダ緑化を含む屋上緑化に最大30万円補助を発表。中央区では緑化一区画当たり上限5万円。北区ではベランダ緑化なら1平方メートル当たり2万円、壁面緑化なら5000円がもらえる。大阪市では屋上やテラス、壁面を緑化するとコストの2分の1、最大200万円まで補助してくれる。神戸市は個人住宅の屋上や壁面緑化に10万円までバックアップ。尼崎市ではなんと生け垣まで幅1メートルあたり1万5000円をもらえる。今後も次々と個人住宅の緑化に対する補助を行う自治体が出てくるにちがいない。
 屋上・壁面緑化がもたらす奇跡的な効果について、市民だけでなく、建築家、行政担当者、さらに政治家の人たちにも、もっと知ってほしいものだ。
▼問い合わせ:
まず、拙著『屋上緑化』と『「屋上緑化」完全ガイド』(前出)は必読文献。そこには、具体的ノウハウから行政窓口、会社連絡先まで、すべて網羅されている。建設業界ではなく、一般人に向けた屋上緑化資料は数少ないので、ぜひご覧いただきたい。(申し込み:船瀬事務所 ℡03-3967-4551 または℡0120-29-9625)

おしえてBP!

自然環境問題


最終更新:8月19日(水)7時40分


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