面白そうですねいちえふ、たかが漫画ですがされど漫画と言う様相です。 下は写真撮影もままならない
福一事故現場を詳細に描いた作業員の漫画が発売初版が既に15万部発刊されたと言う異例を報じる
ネットニュースです。
いちえふ」第1巻発売 福島の原発作業員の日常…「真実」でなく現実描く
産経新聞 4月24日(木)9時3分配信
東京電力福島第1原子力発電所の元作業員、竜田一人さん(49)のルポ漫画『いちえふ』(講談社「モーニング」連載中)の単行本第1巻が23日に発売された。1F(いちえふ)とは、福島第1原発のこと。竜田さんは東日本大震災後の平成24年6月から約半年間、1Fで働いた。1巻では、作業員の日常や首都圏のハローワークから1Fにたどり着くまでの曲折が、筆描きの緻密な絵で再現されている。「ほとんど記憶で描いているけれど、結構細かく覚えている。それだけ印象的だったってことなんでしょうね」と竜田さん。
海外メディアも報じる話題作だが、描かれるのは普通の職場とそう変わらない日常の光景だ。「潜入とか告発のためじゃなく、働くために1Fに行った。描いているのは『真実』ではなく、あくまで僕が見たり聞いたりしたこと」
1Fで働く作業員の多くが地元の人々。作中、ベテラン作業員がいう。「住む所奪われて怒らねえわげがねえべぇ。だげども事故を起こしたのは俺たちの職場なんだっぺ」。担当編集者の篠原健一郎さんによると、福島県の読者からも「1Fや作業員の現実を知ることができた」など、多くの激励メールが届いたという。
1巻には24年夏までの出来事を収録。「漫画を描くうちに現場の記憶がよみがえり、さらに描きたいことが増える」と竜田さん。「早く1Fに戻って、今度は高線量の現場でも働きたい」(戸谷真美)
海外メディアも報じる話題作だが、描かれるのは普通の職場とそう変わらない日常の光景だ。「潜入とか告発のためじゃなく、働くために1Fに行った。描いているのは『真実』ではなく、あくまで僕が見たり聞いたりしたこと」
1Fで働く作業員の多くが地元の人々。作中、ベテラン作業員がいう。「住む所奪われて怒らねえわげがねえべぇ。だげども事故を起こしたのは俺たちの職場なんだっぺ」。担当編集者の篠原健一郎さんによると、福島県の読者からも「1Fや作業員の現実を知ることができた」など、多くの激励メールが届いたという。
1巻には24年夏までの出来事を収録。「漫画を描くうちに現場の記憶がよみがえり、さらに描きたいことが増える」と竜田さん。「早く1Fに戻って、今度は高線量の現場でも働きたい」(戸谷真美)
福島第一の日常、元作業員が漫画に 異例の初版15万部
東京電力福島第一原発の作業員の日常を描いた漫画「いちえふ」が話題だ。昨秋から漫画誌「モーニング」(講談社)で連載が始まり、23日に発売された単行本第1巻は、無名の漫画家としては異例の初版15万部を出荷。声高な主張はなく、作業員の目から見た「福島の現実」を、克明に、淡々と記している。
【写真】竜田一人さん(自画像)
作者は竜田一人(たつたかずと)さん(49)。大学卒業後、職を転々としながら漫画家としても活動してきた。転職を考えていたころ、東日本大震災が起きた。高給職場を求めつつ、日本に住む者としてできることはないかとの思いもあり、2012年6月から半年間、地元で「いちえふ」と呼ばれる福島第一原発で働くことになった。
作品の特徴は微に入り細にわたる描写だ。敷地内に入り作業を終えて出るまでの、マスクや防護服といった装備、放射線量のチェック手順などは、まるでマニュアルのよう。作業前の「ご安全に!」といったかけ声や、被曝(ひばく)線量のチェック装置から4回目の警告音が鳴ると作業終了という、経験者こそが知る細部も描かれている。
【写真】竜田一人さん(自画像)
作者は竜田一人(たつたかずと)さん(49)。大学卒業後、職を転々としながら漫画家としても活動してきた。転職を考えていたころ、東日本大震災が起きた。高給職場を求めつつ、日本に住む者としてできることはないかとの思いもあり、2012年6月から半年間、地元で「いちえふ」と呼ばれる福島第一原発で働くことになった。
作品の特徴は微に入り細にわたる描写だ。敷地内に入り作業を終えて出るまでの、マスクや防護服といった装備、放射線量のチェック手順などは、まるでマニュアルのよう。作業前の「ご安全に!」といったかけ声や、被曝(ひばく)線量のチェック装置から4回目の警告音が鳴ると作業終了という、経験者こそが知る細部も描かれている。