ウクライナの国営機械製造企業がウクライナ危機の最中に労働争議が持ち上がり
労働者たちが倉庫からロケットエンジンを持ち出して売り払った結果、それが北の手に
渡り今回のICBMの発射に貢献したと言うのです。
まあどういう経緯があったかは置いておくとして北がICBM の製造技術を持ってし
まったことは現実ですから過ぎてしまったことを詮索しても得るところは無いという事です。
以下はロシアに深い恨みの有るフランスが公表したウクライナ危機が世界にもたらした
リスクに焦点を当てようとする偏見に満ちたフランス発のネットニュースです。
北朝鮮ICBMエンジン、ウクライナ混乱の中で流出か
2017年08月15日 18:22 発信地:北朝鮮
【8月15日 時事通信社】北朝鮮が7月に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)に、ウクライナから流出した旧ソ連製エンジンの改良型が搭載されていた疑惑が浮上した。ウクライナは「エンジンもミサイル技術も北朝鮮に提供したことはない」(政府高官)と否定したが、親ロシア派との紛争で混乱が続く中、何者かがエンジンを闇市場に持ち込んだ可能性が出ている。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、ミサイル専門家らは、ウクライナ東部ドニプロ(旧ドニエプロペトロフスク)にある国営機械製造企業「ユージュマシュ」の工場が流出元とみている。ユージュマシュは旧ソ連時代の1944年設立。開発部門の「ユージュノエ設計局」と連携し、ソ連初の核ミサイルを製造したほか、ソ連の核戦略を担った多弾頭ICBM「SS18」を生産した。
ユージュマシュは14日、「以前も現在も北朝鮮のミサイル開発に関わったことはない。(ウクライナ)独立以降、ミサイルは開発していない」と訴えた。しかし、2014年のウクライナ危機以降、ウクライナとロシアの関係が悪化する中、主な取引先だったロシアとの関係を絶たれ、ユージュマシュは経営難に陥っていたという情報がある。ミサイル専門家は、不満を抱く従業員らが倉庫に侵入し、エンジンを闇市場に売り払った可能性を指摘した。(c)時事通信社