カタリーナ・フオンポーラと言えばかの有名な宗教改革者マルチン・ルターの奥様です。
さぞや素晴らしい女性をルッターが射止め、それが目当てに宗教改革を断行したという
うがった向きもおありかと思いますが、現実はもっと赤裸々なもの、ルッターの宗教改革
で解散した女子修道会の修道女は一時に職業と食い扶持と住まいを失った哀れ、ホーム
レス失業者に過ぎません。そして彼女たちを娶ったのがかの気高き宗教改革者の神父
さんたちでした。 そしてお気の毒に最後まで売れ残ったのがこのカタリーナ・フオンボーラ
修道女であったのです。 そこで責任を痛感したルッターが責任を取って生涯の住まいと
仕事と食い扶持(自分)を提供したという次第です。そして、その後のフオンボーラのルッター家
庭に於ける一人の女性としての大活躍はまさしくドイツ版 鶴の恩返し だという次第です。
もちろん500年も昔のお話ですから何が本当かは確かめようもありませんが、ローマ教皇が
俄かに神父の妻帯を認めるというお触れは、新たな失業者の大量排出であることは違いません。
特に、一人の女性に一生涯を奴隷として使える一般の男が課せられている終生奴隷制にカトリック
教会の男子聖職者が戻るなら、おそらく大量の離脱者が発生することは間違いありません。
なぜなら彼らの多くは自身に下賜付いて身の回りの世話をしてくれる全ての修道女を意のまま
にする特権を付与されていたのです。 かようなお触れで発生する世界で最も歴史の在る終生独身
請願によって女性から開放されていた聖職者の特権剥奪という教皇の凶行に対していかなる補償や
救済策がなされるか、激震が襲ったこの聖職者と呼ばれる特権階級に恐慌をもたらさないことを
祈念するのみというのが偽らざる心境です。以下ネットニュース参照。
フランシスコ法王、既婚男性の聖職者任命を検討も
2017年03月10日 13:20 発信地:ベルリン/ドイツ

【3月10日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王は、9日に発行された独誌とのインタビューで、既婚男性を聖職者に任命することを検討する可能性に言及した。聖職者が不足している遠隔地での任務が考えられるという。
フランシスコ法王は独週刊紙ディー・ツァイト(Die Zeit)に対し、カトリック教会の活動に既に関与している年配の既婚男性に言及。司祭や助祭などへの叙階が可能かどうか検討する必要があると指摘した上で、「たとえば遠隔地で、どのような任務を担えるか決めなければならない」と述べた。
カトリック教会では各地で聖職者が不足しており、教会内部からは、聖職者になるための新しいルートを設けるべきだとの意見が多く出ている。独身の誓いを立てた従来の聖職者に加え、教会に長年尽くしてきた年配既婚男性も叙階の対象に含めてはどうかというのだ。
前法王ベネディクト16世(Benedict XVI)をはじめ、カトリック教会は先に、聖職者の独身制は教会の確固たる教義に基づく決まりではないと述べている。ただ、フランシスコ法王は既婚男性の助祭任命を認めることは聖職者不足の「解決策にはならない」とも指摘した。(c)AFP
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