民族学では世界の民族が大きく3つに分類され大まかに黄色人種のセム系と黒色人種系の
ハム系と浅黒いヤペテ系に所属しています。 興味深いことに白人と呼ばれるヨーロッパ系の
民族は大半が黒人のハム系に分類されると言う点です。
分かっていることですがセム系であってもハム系であってもヤペテ系であっても紫外線の少ない
北方に移住すると肌は白くなり強烈な紫外線の降り注ぐ赤道直下では肌が黒くなるという
明白な因果関係が判明しています。 それは進化論の基本原則の獲得形質は遺伝しないという
教理の明白な否定として存在しています。
証拠に北欧や北米大陸北部のシカゴやニューヨークに無理やり連れてこられたアフリカの赤道
直下の黒人は数世代を経てどんどん肌は白くなり、逆にインドやオーストラリア北部などの
強烈な紫外線の降り注ぐ地域に移り住んだ白人はもはや肌は黒人に近い浅黒さに変化して
います。要するに肌の色は人種の差によるものではなく居住する地域の日照量と紫外線の
多少によって獲得した形質が2~3世代で変化して居る結果だと言うことなのです。
逆に言うと肌を白く保つには紫外線を避ければ良いと言うことですが、しかし強烈な太陽光に
白い肌がさらされると紫外線から皮膚と身体を守るメラニン色素が無いために皮膚ガンや染みや
痣などの発症頻度が高くなると言うことなのです。
以下はあた前のことをさも新発見の如く誇大に粉飾して報じる肌も腹も浅黒いフランス発の
ネットニュースです。
古代の欧州人は「浅黒い肌に青い瞳」だった、DNA解析で判明
2014年01月27日 14:03 発信地:パリ/フランス
約7000年前にスペインに住んでいた狩猟採集民のDNAは、欧州人が従来考えられていたよりはるかに最近まで浅黒い肌をしていたことを示唆しているとの調査報告が26日、英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。
スペインの進化生物学研究所(Institute of Evolutionary Biology)などの研究チームが発表した論文によると、スペインにある深い洞窟系で発掘された「ラブラナ1(La Brana 1)」と呼ばれる古代の男性の骨格の歯から採取した遺伝物質を調べたところ、浅黒い肌に青い瞳という珍しいな組み合わせが明らかになったという。
ラブラナ1が生きていた、1万年から5000年前の中石器時代の欧州人は、その高い緯度から紫外線レベルが低く、すでに白い肌をしていたと考えられていた。
論文の共同執筆者の1人、進化生物学研究所のカルレス・ラルエサフォックス(Carles Lalueza-Fox)氏は、AFPの取材に「これまで、欧州地域では白い肌の色がかなり早期に、後期旧石器時代には進化していたと考えられていたが、これは明らかに事実と異なる」と述べる。
「この個体は、色素沈着遺伝子にアフリカ系の変異を持っていた」
後期旧石器時代は今から5万年前~1万年前までで、その後の中石器時代は約5000年前まで続いた。以降、欧州では新石器時代に入る。
今回の研究をみる限り、肌の白い欧州人は、以前考えられていたより「かなり後」に、おそらく新石器時代になってからようやく現れたとラルエサフォックス氏はみている。古代の狩猟採集民は新石器時代に農耕民になった。
こうした生活様式の変化で食生活が変わり、ビタミンDの摂取量が減少したことも関係しているかもしれないと同氏は指摘する。
天然のビタミンDが欠乏すると、人間の皮膚は太陽光線に当たることで自らビタミンDを作り出すことができる。浅黒い肌では白い肌より合成する量がかなり少ないため、このことが白い肌に変化するための進化の誘因となったとされる。
■現代欧州人では見られない「組み合わせ」
ラルエサフォックス氏の研究チームは、ラブラナ1で青い目と黒い髪の遺伝因子も発見した。
肌の正確な色合いまでは判別できないが、青い目との組み合わせは今日の現代欧州人では見られないものだと研究チームは指摘する。
人類の最古の共通祖先は浅黒い肌をしていたが、アフリカを出て北方の太陽光が少ない寒冷な気候の地域に移動するにつれて肌の色が白くなったという説は広く受け入れられている。
そしてその後の民族移動と混血によって、現代人が持つ様々な肌の色合いが生じた。
ラブラナ1は、ゲノム(全遺伝情報)が完全に解読された最初の欧州の狩猟採集民だ。現代人との比較調査では、スウェーデン人やフィンランド人などの北欧人種と最も高い関連性を持っていることが分かった。
またラブラナ1は、その後の人類が獲得したような、ミルクやでんぷんを容易に消化できるようにする遺伝子変異をまだ獲得していなかったことも、この調査で明らかになった。こうした適応は、新石器時代の農業の誕生と同時期に発生したと思われる。
ラブラナ1のゲノムの特徴が実際にどれほど広範囲に及んでいたかを判定するには、さらに多くの中石器時代人のゲノムを解析する必要があると論文の執筆者らは述べている。(c)AFP/Mariette LE ROUX
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