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[転載]●風邪薬を飲むと、症状は治りが遅くなります

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こんにちは、ゆかりです。

かぜの季節です。 風邪薬を飲むと治るのが遅くなります。

総合感冒薬といって、発熱、頭痛、咳、くしゃみ、のどの痛み、鼻水、鼻づまり、関節・筋肉の痛みなどの普通感冒の諸症状を緩和するのが目的であり、かぜが治るわけではありません。

医学部の某教授に聞くと”かぜは気合で治す、薬はいらない。”と言われてました。要は薬が治すのではなく、本人の自然治癒力と言うことです。

ゆかりはかぜ、最近はかぜ薬は飲んだことはありません。皆さんの方はいかがですか?


日本呼吸器学会がまとめた風邪治療に関するガイドラインは次のようになっています。

1.自然に治るもので、風邪薬で治るものではない。
2.普通は3~7日で治るが、14日程度かかる場合もある。
3.ほとんどがウィルス感染。ただし、インフルエンザを除いて、有効な抗ウィルス薬は存在しない。
4.抗菌薬(抗生物質)は風邪に直接効くものではない。
5.抗菌薬を乱用すると、下痢やアレルギーの副作用や薬が効かない耐性菌を生み出す危険がある。
6.風邪薬は、症状の緩和が目的の対症療法にすぎない。
7.多くの風邪薬、特に総合感冒薬は、連用すると発疹や発熱、胃腸障害など副作用の危険がある。
8.発熱は体がウィルスと戦っている免疫反応で、ウィルスが増殖しにくい環境を作っている。
9.解熱・鎮痛剤は、症状が激しい場合のみ頓服として使う。アセトアミノフェンなど作用が穏やかな薬が推奨される。
10.十分な食事が摂れない時や消化性潰瘍がある人、アスピリン喘息、腎不全の人はアスピリン、イブプロフェン、ナプロキセンなどの解熱・鎮痛剤は飲んではいけない。
11.症状の持続(4日以上)や悪化が見られる時は医師の診断が必要。
12.予防にはうがい、手洗いが有効。うがいには殺菌効果がありポピドンヨード(イソジン)が望ましい。
13.発症時、とくに発熱時に最もウィルスをうつしやすい。





 風邪の正しい治し方もなにも、風邪薬を飲めば治るんじゃないの?と思っている方も多いと思います。実はこれはあんまり正しくありません…。

そもそも一般的な風邪薬というのは、総合感冒薬といって、かぜの諸症状を緩和するのが目的であり、カゼが治るわけではありません。
いわゆる、対症療法と言われる症状を抑えるだけのもので、原因療法ではないのです。

2007年のInternal Medicine(日本内科学会機関誌)には、抗炎症薬は風邪症状を軽減するかもしれないが、早く治すどころかむしろ治りが遅くなる可能性があるという研究が掲載されています。

薬によって重い風邪の症状は三日間で軽減して、活動を制限した日数が2.7日から2.1 日に減りはしたものの、症状がすべてなくなるまでの期間が、8.4 日から8.9 日に増えたそうです。

統計学的な意味を持つ結果では無いということですが、風邪薬を飲むと治るのが遅くなるというのは、この研究から言われているのでしょうね…。

かぜというのは、そもそも風邪ウィルスというのがあるのではなく、かぜ症状を引き起こす様々なウィルスや、場合によっては細菌によるものもあるのです。
普通感冒の出た状態を、かぜ症候群と言うのです。

治し方・対処法・注意点など

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 原因であるウィルスや細菌をやっつけるのは、結局は自分の身体の自然治癒力なんです。
どうしても仕事に行かないといけない場合や、ひどい高熱、我慢できない頭痛などでは薬を飲むのはしかたないかもしれませんが、そうでなければ、飲まない方が全快するのが早いかもしれません。

治すのに大事なことは、まずは十分に休むこと。
ウィルスをやっつけてくれる免疫に、エネルギーを集中するために、余計なことにパワーを使わないようにということです。

そして栄養をきちんと補給すること。風邪を引くと、食欲が落ちる場合がほとんどですが、エネルギーがないと話になりません。食べたくなくても、無理やりにでも何か食べましょう。そして水分も採ってください。
ビタミンCやビタミンBなどを意識的に補給してやるのもいいことです。ビタミンウォーターなどのスポーツドリンクがオススメです。

お風呂に入るなとよく言われますが、微熱程度であれば、湯冷めに気をつければ問題ないようです。蒸気がのどに好影響を与え、身体を清潔にして、さらにはぐっすりと寝られるということで、風邪の時のお風呂が見直されてきています。^^

また、氷嚢や水枕、アイスノン、ひえぴたなどで頭を冷やしたりしますが、これは熱を下げる効果はほとんどありません。38度を超えるような高熱でない限り、特に冷やす必要もありません。これはウィルスを退治するために熱が出ているのです。


体温を下げる場合には、わきの下や内腿などを同時に冷やすのが効果的です。ただ、おでこを冷やすのは気持ちいいので、精神的に楽になることはありますね。^^

薬で早く治るわけではないと言いましたが、症状のせいでご飯が食べられない、ぐっすり眠れないという場合には、薬の力を借りたほうが治るのは早いかもしれません。

民間療法として有名なのは、しょうが湯や玉子酒、長ねぎをのどに巻く、などがあります。

また、自分で普通の風邪だと思っていても、嘔吐などがある場合はノロウィルスなどに感染している場合もあります。いわゆる胃腸風邪です。インフルエンザの場合も考えられますね。

転載元: 医学部ゆかりの医療ブログ


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