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福島の牛の歯からストロンチウム検出、世界初

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 ストロンチウムといえばβ崩壊ですから測定はかなりハードルが高く、今回の東北大の検出が世界初の

成果だというのです。 要するにヨウ素やセシウム以外の放射性物質は簡単に測れるγ線を出さないので

測定が実質不可能だったのですね。 原子力発電所の事故で放出される放射能のほとんどはγ線

は出しませんから、γ線だけ計って安全宣言している政府は初めから国民を騙す気でやっている

事は明白という次第です。以下は東北大人類初の大成果を報じるネットニュースです。


東北大グループが被災したの歯から「放射性ストロンチウム」を検出 世界初

イメージ 1

左は濃厚汚染地域の牛の歯、右は原発から16㎞離れた牛の歯のレントゲン写真  

 
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、原発から10キロ圏内の警戒区域に残された農家が飼育していた牛の歯の中から、放射性ストロンチウムを初めて検出したと東北大学の研究グループが発表した。
 
 原発事故をめぐっては放射性セシウムやヨウ素に関する研究は報告されているが、体内にとどまる性質があるストロンチウムは測定が困難なため、初めての記録だという。
  
 東北大歯学研究科や理学研究科などの共同グループは、福島第一原発から5キロ西に離れた高濃度の汚染区域内で飼育されている事故当時8カ月の牛2頭と、16キロ離れた汚染地域の同じく8カ月の牛2頭と、すでに成長した22カ月と51カ月の成牛2頭の計6頭から、それぞれ9本ずつ奥歯にあたる臼歯を採取し、放射性ストロンチウムの量を調べた。
 
 その結果、高濃度汚染区域の2頭は、汚染の低い地域の4頭や、原発事故の影響がなかった岩手県北部の2頭に比べると、歯に含まれる放射性物質の量が明らかに多かった。
 
 とりわけ、原発事故後に生えた永久歯は、事故前からあった乳歯に比べて、放射性物質の数値が3倍以上多かった。
 
 放射性ストロンチウムは、歯の形成期に歯の中に取り込まれ、そのまま代謝されることなく歯の中にとどまる性質がある。
 
 研究グループは「牛の生息場所と時期、年齢、歯が生えた時期によって、放射性物質の量が異なることから、歯の中の放射性物質を測定することで、放射能汚染の時間的経過や内部被ばく線量を推測できる可能性がある」と指摘している。
 
 なおこの研究は、英科学誌「ネイチャー」の姉妹雑誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。
         
 

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