米国大統領の共和党筆頭候補のトランプ氏が対ISで核兵器使用も辞さないと発言したというのです。
ということは全てのイスラム教徒に対して核攻撃も辞さないと発言したに等しいという次第です。
このご時世崩壊したソビエトから流出したといわれるスーツケース核爆弾もあり、もしトランプ氏
が合衆国大統領になれば米国は公式に対テロ対策でシリヤ等に核攻撃を吹聴したと言う事にな
ります。 ということは結果的にテロリストにも核テロの準備に入るように勧めたということになります。
なぜなら、ISに核を使用すると言う事は当然「目には目、歯には歯」というイスラムの教えで核には核
を持って報復するという核テロを容認することになるからです。 こんなことがトランプ氏にはわからな
いのでしょう。米国やフランスやベルギーは有志連合を造り、何の罪もないイスラムの一般市民を
巻き込んだ空爆という無差別攻撃に対抗するために無差別テロで反撃しているというイスラム人の
視点がこの人にはまったく理解できないのですね。
もし無差別市民に対するテロを防ぎたいなら米国は先ず無差別空爆を止めて地上軍を投入して
戦闘員同士の戦争に限定するか、あるいはその結果発生する大勢の戦闘員犠牲者を防ぐために
今後は一切シリヤに対する武力介入を止めて米、英、仏、路、ベルギーなどが第一次、第二次大戦の
どさくさでせしめた莫大な石油利権をシリヤ国民の手に委ねて内政干渉を中止するか否かがこの
問題の本質ですね。以下は大統領の椅子欲しさに世界を核テロの恐怖に落としこまんとする
トランプ候補の暴言を報じるネットニュースです。
「核兵器が最後の手段」=対IS作戦でトランプ氏
時事通信 3月24日(木)7時51分配信
【ワシントン時事】米大統領選の共和党指名争いの首位に立つ不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は
23日放送の米メディアのインタビューで、過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦について「核兵器
が最後の手段だ」と述べ、大統領に就任すれば戦術核兵器の使用も否定するつもりはないと語った。
トランプ氏はこの中で「私はどのような可能性も排除しない。たとえそのつもりがなくても、そうは言い
トランプ氏はこの中で「私はどのような可能性も排除しない。たとえそのつもりがなくても、そうは言い
たくない」と指摘。「(大統領には)予測不可能な部分が必要だ。ISには米国が使うかもしれないと思っ
ていてほしい。私がどう考えているか敵に知られたくない」と強調した。
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時事通信 3月23日(水)13時15分配信
米大統領選の共和、民主両党候補指名争いは22日、西部3州で予備選・党員集会が実施された。米メディアによると、両党首位のトランプ氏(写真)とクリントン氏がアリゾナ州予備選で勝利するのが確実となった。
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(EPA=時事)
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