漸く日本原電の敦賀2号機が直下の活断層で廃炉が不可避の様相です。 しかし、です。
この若狭湾はあまりにも原発立地には適さない場所なのです。
福井県西部地域の地質について 石渡 明氏の論文
世界最大の原発集中地域若狭湾は日本列島でも最も地殻変動の激しい地域でその地下
には縦横に活断層が存在しています。
下は世界最大の原発銀座になっている若狭湾周辺に網の目のように走っている断層帯の
リニアメントを示した図です。よくもまあこんな地震と活断層と地殻変動の激しい地域に
世界最大の原発立地を許可したものです。もし原発が一カ所でもひどい放射能汚染を
引き起こして周辺数百㎞の範囲が致死放射線量に達したら次から次へと原発が連鎖
破綻して人類は滅亡します。
敦賀2号機の審査申請 「活断層」認定も 日本原電
産経新聞 11月5日(木)13時51分配信
日本原子力発電は5日、敦賀原発2号機(福井県)について、新規制基準に基づく適合性審査を原子力規制委員会に申請した。敦賀2号機では、規制委が直下の破砕帯(断層)を「活断層」とする専門家調査団の評価書を了承している。審査に合格するには、この評価を覆す必要があり、早期の再稼働は難しい。
審査の申請は、計16原発26基目。これまで関西電力高浜3、4号機(福井県)など3原発5基が審査に合格している。
敦賀の申請書によると、耐震設計の目安となる基準地震動(想定される最大の揺れ)を800ガルに、基準津波(想定される津波の高さ)を4・83メートルにした。
敦賀2号機では、調査団が平成25年5月、原子炉直下の「D-1破砕帯」が活断層の可能性が否定できないと評価し、規制委も了承した。これに対し、原電は反証のデータを提出して再調査を要請。計5回の評価会合が開かれたが結論は変わらず、その後も規制委に質問状を提出するなど抗議を続けていた。
調査団の評価は、新基準の審査の判断において、「重要な知見」と位置づけているが、原電は審査で活断層を否定する追加調査のデータなどを提示し、改めて反論する構えだ。
原電は所有する3基の原発のうち、運転開始から40年を迎える敦賀1号機の廃炉を既に決定、東海第2原発(茨城県)も地元の反発が強く、再稼働の見通しは立っていない。
調査団はこれまで、敦賀のほかに東北電力東通(青森県)、北陸電力志賀(石川県)で「活断層の可能性が高い」と判断。東北電は昨年6月に東通1号機の審査を申請しているが、審査は停滞している。
審査の申請は、計16原発26基目。これまで関西電力高浜3、4号機(福井県)など3原発5基が審査に合格している。
敦賀の申請書によると、耐震設計の目安となる基準地震動(想定される最大の揺れ)を800ガルに、基準津波(想定される津波の高さ)を4・83メートルにした。
敦賀2号機では、調査団が平成25年5月、原子炉直下の「D-1破砕帯」が活断層の可能性が否定できないと評価し、規制委も了承した。これに対し、原電は反証のデータを提出して再調査を要請。計5回の評価会合が開かれたが結論は変わらず、その後も規制委に質問状を提出するなど抗議を続けていた。
調査団の評価は、新基準の審査の判断において、「重要な知見」と位置づけているが、原電は審査で活断層を否定する追加調査のデータなどを提示し、改めて反論する構えだ。
原電は所有する3基の原発のうち、運転開始から40年を迎える敦賀1号機の廃炉を既に決定、東海第2原発(茨城県)も地元の反発が強く、再稼働の見通しは立っていない。
調査団はこれまで、敦賀のほかに東北電力東通(青森県)、北陸電力志賀(石川県)で「活断層の可能性が高い」と判断。東北電は昨年6月に東通1号機の審査を申請しているが、審査は停滞している。