箸ね!! 持ち方もなかなかですが上げ下げはもっと難しいですからね。 え!! 私ですか!!
正しい持ち方は何とかできますが問題は上げ下げ!! お里が知れるのは致し方ありませんね!!
爆!! せっかくの日本の伝統的文化の一つ、箸の持ち方が問題だと言うネット記事は以下です。
「誤った箸の持ち方」の人、こんなに多い 今からでも直せるか?
産経新聞 2月5日(木)8時5分配信
「箸を正しく持てますか?」。そう尋ねられたとき、自信を持って「はい」と答えられる人はどれくらいいるだろうか。和食が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたことで、箸の使い方にも関心が高まっている。一体、どれくらいの大人が箸を正しく持てるのか。身近なところから調べてみようと、産経新聞東京本社編集局の記者ら計50人に実際に箸を持ってもらった。その結果、正しい持ち方ができるのは約半数に過ぎなかった。自己流の持ち方をしている人は意外と多いようだ。(野田佑介)
■持ち方「マル」は50人中26人だけ
「すみません、お箸を持ってください」。社内を歩き回って記者らに声をかけ、一人ずつ箸を持ってもらった。箸を渡すと、多くの人が「正しいと思うんだけど…」と自信なさげな表情を見せた。「これが正しい」と堂々と言い切った人はわずかで、中には「正しくないとわかっている」という人もいた。
50人分の箸の持ち方を撮影し、箸の普及啓発に取り組んでいる「日本箸文化協会」の中道久(ひさ)次(つぐ)運営委員長(70)に写真を1枚ずつチェックしてもらった。
「これはだめだね」「うーん、惜しいなぁ」。中道さんの厳しい目が光る。その結果、○と判定されたのはほぼ半数の26人。あと少し直せば○になる△が12人、×が12人だった。「まぁ、こんなもんでしょう」。中道さんが笑う。長年にわたって体に染みついた持ち方の癖はなかなか抜けないようで、実際に箸を正しく持てる人は、そう多くはないようだ。
■クロス箸や握り箸、持つ位置に問題も
中道さんによると、箸の正しい持ち方は、(1)上の箸を親指、人さし指、中指の先で持つ(2)下の箸は動かさず薬指と親指の付け根部分で支える(3)箸先から3分の2くらいのところを持つ(4)箸先をそろえたときに箸を持った形が三角形になり、2本の箸(はし)頭(がしら)の間が3センチほど開くようにする(5)箸を動かすときは親指の力を抜き、添える程度にする-だという。
△の理由として多かったのは、上の箸を3本の指できちんと持てていないことだった。上の箸を持つときに、親指の先ではなく指の腹で抑えるような形になっているなどのケースが見られた。また、箸を持つ位置で△とされた人もいた。中には箸の真ん中辺りを持っている人もいた。
×だった理由は、正しくない持ち方の典型的な例として挙げられるクロス(交差)箸や握り箸、平行箸という持ち方だった。調査した50人のうち、クロス箸と握り箸が2人ずつ、平行箸は3人いた。他の理由としては、上の箸を2本の指だけで持っていることが挙げられた。
半数近くが正しくない持ち方をしていることが分かったが、では大人になってからでも箸の持ち方は直せるのか。中道さんは「持ち方を直すには若い方がいい」と強調する。今回の調査では、8割ほどの人が小学生までに「両親や祖父母、先生などから持ち方を教えられた」と答えた。持ち方を教わった記憶がないという人も「物心が付くころには今の持ち方になっていた」という。
■持ち方直すきっかけ、「家族や友人の指摘」多く
一方で、大学生や社会人になってから持ち方を直したという人もいた。その理由は「家族や友人などから指摘されたから」が大半だった。大学生になってから持ち方を直したという30代の男性整理部記者は「友人らとの食事や飲み会の席で、正しくない持ち方をしているのが恥ずかしかった」という。
このほか、「妻から(持ち方が)変だといわれた」(50代の男性運動部記者)、「男性と食事中に持ち方が違うと指摘され、直そうと思うようになった」(30代の女性社会部記者)、「友達に嫌そうな顔をされたり、からかわれたりした」(30代の女性文化部記者)などがあった。
中には、40歳を迎えたころに持ち方を直したという人もいた。40代の男性運動部記者はそれまでは握り箸だったが、「同僚が(持ち方を正す)矯正箸を使っていたことに触発され、自分も直そうと思った」と振り返った。
■米粒や小豆つかんで涙ぐましい練習も
ただ、持ち方を直すのはそう簡単ではないようだ。大学生になってから矯正したという20代のデザイン担当の女性社員は「(正しい持ち方をしなくてはならないという)ストレスで食べられないことがあった」と自身の経験を吐露した。30代の女性文化部記者は「指の筋肉がつるくらい大変だった」と話した。40代の男性運動部記者も「正しい持ち方ができるまでに1年ほどかかり、その間は料理がうまくつかめずにイライラすることもあった」と語った。
正しい持ち方を身に付けるための方法では、ただ食事をするだけでなく、米粒や小豆など小さくて表面がツルツルしたものを皿から別の皿に移し替える練習をしたという人がいた。幼少期に、この方法で正しい持ち方を身に付ける訓練をした人もおり、中には「親から、できるまで厳しく教えられた」(30代のデザイン担当の女性社員)という声もあった。
■正しく持つと「食事残さない」「早食いしない」
箸を正しく持てるようになったことで良いこともあったようだ。小学校中学年のときに持ち方を直した30代の男性社会部記者は「ご飯を一粒も残さず食べるようになった」と話す。持ち方を正してご飯粒をつかめるようになったことで、そう思えるようになったという。
また、20代のデザイン担当の女性社員は「早食いをしなくなった」と笑う。正しい箸使いを意識することで、食事の所作も美しくなったという。このほか、「正しい持ち方ができるようになったことで友人や同僚との食事の席でも、引け目を感じることなく堂々とできるようになった」(30代の男性整理部記者)との声もあった。
箸を正しく持つには、「正しい持ち方の癖をつけることが大切」(中道さん)。まずは上の箸を持つ要領で3本の指でスプーンを持ち、数字の「1」を書くように縦に動かす。その感覚を覚えたら箸に持ち替えて、慣れたところで2本の箸を持ち、上の箸だけを動かす練習をするのがよいという。
■箸は「日本人の精神」
「箸の作法」の著者で、甲南女子大名誉教授(食生活デザイン論)の奥田和子さんは「箸を正しく使うことで姿勢がよくなるなど食事のしぐさも変わり、感謝や思いやりの気持ちも生まれる。箸を含めた食事の作法は日本人の精神に通じる。『食べられれば持ち方は何でもいい』という考えではなく、正しい持ち方を意識してほしい」と話す。
ちなみに記者の持ち方は△、動かしてみると「親指に力が入りすぎだね」。中道さんにそう注意された。実はそこそこ自信があったのに…。すぐには直らないかもしれないが、食事のときには正しい持ち方を意識しようと思う。
■持ち方「マル」は50人中26人だけ
「すみません、お箸を持ってください」。社内を歩き回って記者らに声をかけ、一人ずつ箸を持ってもらった。箸を渡すと、多くの人が「正しいと思うんだけど…」と自信なさげな表情を見せた。「これが正しい」と堂々と言い切った人はわずかで、中には「正しくないとわかっている」という人もいた。
50人分の箸の持ち方を撮影し、箸の普及啓発に取り組んでいる「日本箸文化協会」の中道久(ひさ)次(つぐ)運営委員長(70)に写真を1枚ずつチェックしてもらった。
「これはだめだね」「うーん、惜しいなぁ」。中道さんの厳しい目が光る。その結果、○と判定されたのはほぼ半数の26人。あと少し直せば○になる△が12人、×が12人だった。「まぁ、こんなもんでしょう」。中道さんが笑う。長年にわたって体に染みついた持ち方の癖はなかなか抜けないようで、実際に箸を正しく持てる人は、そう多くはないようだ。
■クロス箸や握り箸、持つ位置に問題も
中道さんによると、箸の正しい持ち方は、(1)上の箸を親指、人さし指、中指の先で持つ(2)下の箸は動かさず薬指と親指の付け根部分で支える(3)箸先から3分の2くらいのところを持つ(4)箸先をそろえたときに箸を持った形が三角形になり、2本の箸(はし)頭(がしら)の間が3センチほど開くようにする(5)箸を動かすときは親指の力を抜き、添える程度にする-だという。
△の理由として多かったのは、上の箸を3本の指できちんと持てていないことだった。上の箸を持つときに、親指の先ではなく指の腹で抑えるような形になっているなどのケースが見られた。また、箸を持つ位置で△とされた人もいた。中には箸の真ん中辺りを持っている人もいた。
×だった理由は、正しくない持ち方の典型的な例として挙げられるクロス(交差)箸や握り箸、平行箸という持ち方だった。調査した50人のうち、クロス箸と握り箸が2人ずつ、平行箸は3人いた。他の理由としては、上の箸を2本の指だけで持っていることが挙げられた。
半数近くが正しくない持ち方をしていることが分かったが、では大人になってからでも箸の持ち方は直せるのか。中道さんは「持ち方を直すには若い方がいい」と強調する。今回の調査では、8割ほどの人が小学生までに「両親や祖父母、先生などから持ち方を教えられた」と答えた。持ち方を教わった記憶がないという人も「物心が付くころには今の持ち方になっていた」という。
■持ち方直すきっかけ、「家族や友人の指摘」多く
一方で、大学生や社会人になってから持ち方を直したという人もいた。その理由は「家族や友人などから指摘されたから」が大半だった。大学生になってから持ち方を直したという30代の男性整理部記者は「友人らとの食事や飲み会の席で、正しくない持ち方をしているのが恥ずかしかった」という。
このほか、「妻から(持ち方が)変だといわれた」(50代の男性運動部記者)、「男性と食事中に持ち方が違うと指摘され、直そうと思うようになった」(30代の女性社会部記者)、「友達に嫌そうな顔をされたり、からかわれたりした」(30代の女性文化部記者)などがあった。
中には、40歳を迎えたころに持ち方を直したという人もいた。40代の男性運動部記者はそれまでは握り箸だったが、「同僚が(持ち方を正す)矯正箸を使っていたことに触発され、自分も直そうと思った」と振り返った。
■米粒や小豆つかんで涙ぐましい練習も
ただ、持ち方を直すのはそう簡単ではないようだ。大学生になってから矯正したという20代のデザイン担当の女性社員は「(正しい持ち方をしなくてはならないという)ストレスで食べられないことがあった」と自身の経験を吐露した。30代の女性文化部記者は「指の筋肉がつるくらい大変だった」と話した。40代の男性運動部記者も「正しい持ち方ができるまでに1年ほどかかり、その間は料理がうまくつかめずにイライラすることもあった」と語った。
正しい持ち方を身に付けるための方法では、ただ食事をするだけでなく、米粒や小豆など小さくて表面がツルツルしたものを皿から別の皿に移し替える練習をしたという人がいた。幼少期に、この方法で正しい持ち方を身に付ける訓練をした人もおり、中には「親から、できるまで厳しく教えられた」(30代のデザイン担当の女性社員)という声もあった。
■正しく持つと「食事残さない」「早食いしない」
箸を正しく持てるようになったことで良いこともあったようだ。小学校中学年のときに持ち方を直した30代の男性社会部記者は「ご飯を一粒も残さず食べるようになった」と話す。持ち方を正してご飯粒をつかめるようになったことで、そう思えるようになったという。
また、20代のデザイン担当の女性社員は「早食いをしなくなった」と笑う。正しい箸使いを意識することで、食事の所作も美しくなったという。このほか、「正しい持ち方ができるようになったことで友人や同僚との食事の席でも、引け目を感じることなく堂々とできるようになった」(30代の男性整理部記者)との声もあった。
箸を正しく持つには、「正しい持ち方の癖をつけることが大切」(中道さん)。まずは上の箸を持つ要領で3本の指でスプーンを持ち、数字の「1」を書くように縦に動かす。その感覚を覚えたら箸に持ち替えて、慣れたところで2本の箸を持ち、上の箸だけを動かす練習をするのがよいという。
■箸は「日本人の精神」
「箸の作法」の著者で、甲南女子大名誉教授(食生活デザイン論)の奥田和子さんは「箸を正しく使うことで姿勢がよくなるなど食事のしぐさも変わり、感謝や思いやりの気持ちも生まれる。箸を含めた食事の作法は日本人の精神に通じる。『食べられれば持ち方は何でもいい』という考えではなく、正しい持ち方を意識してほしい」と話す。
ちなみに記者の持ち方は△、動かしてみると「親指に力が入りすぎだね」。中道さんにそう注意された。実はそこそこ自信があったのに…。すぐには直らないかもしれないが、食事のときには正しい持ち方を意識しようと思う。