両替は結構手数料も高く、出来る所も限られていますよね。 でもね、両替して貰う方は
将来上がりそうな通貨に変えておきたいし、両替する銀行さんなども出来ればこれから上がる
通貨を受け取り、出来ればこれから下がる通貨は受け取りたくないのは当然ですよね。
だって下がる通貨を持っているとどんどん価値が下がりますからね。
という事で最近半値に下落したロシアのルーブルは多くの国で両替もして貰えないと言う
のです。 これ、通貨安につきものの大問題ですね。 でもねどこかの国の首相は是が非でも
自国の通貨を引き下げて仲良しの大企業を儲けさせる魂胆です。
これが長引き拡大すれば庶民は持っている円の価値が目減りし下手をするとルーブルの
二の舞に成りかねません。 下は、大企業を物怪させるためになされる強引な通貨安が
もたらすであろう国民の損害の大きさを報じるネットニュースです。
(ブルームバーグ):休暇でフランスとドイツを旅行中のロシア人エンジニアのアナスタシア・ナゴルナヤさんは手元に残っていた5000ルーブルをユーロに交換したかったが、時すでに遅しだった。
ナゴルナヤさん(24)はベルリンのフリードリヒシュトラーセ駅にあるライゼバンクの両替所で断わられ、市内の別の両替所でも同じ対応を受けた。
ロンドンのピカデリーにあるチェンジグループの両替所で出納係を務めるアミール・アザムさんは、相場変動を理由に全てのルーブル取引が停止になったと話した。他の両替所もルーブルの受け入れをやめた。
ロシア中央銀行はルーブル安に歯止めをかけるため、外貨準備100億ドル(約1兆1900億円)前後を投じ、今週には6.5ポイントの利上げに動いたが、6月以降のルーブル相場の下落率は50%以上に達した。10月初めには1ドル=40ルーブルだったが、今や60ルーブル以上出さないと1ドルに交換できない。
11カ国で120の拠点を展開するチェンジグループはフィンランド語のサイトで、「ルーブルが急落したため当面ルーブルを買い取らない」と説明している。
ルーブルの買い手が見つからずロシア人観光客は旅先で困っているが、そもそも観光客自体がさほど多くないと、パリの複数の外国為替業者は指摘している。パリではなお、少額でかなり割安な価格であればルーブルを買ってもらえる。パリでロシア人観光客の姿は3週間前から見かけなくなったと、マルティチェンジのマネジャーは匿名で語った。
原題:Russian Tourists Get Stuck Holding Rubles From Berlin to
London(抜粋)
London(抜粋)