恐ろしいですね。エボラが感染を拡大する最中に、今度は国内でデング熱の感染と発症です。
という事は既に日本国内にデング熱を媒介する蚊が生息している事を意味しています。
治療法は無く、発熱に嘔吐や下痢で不足する輸液による水分補給ぐらいでデング出血熱を
発症しない限り心配は無い様子です。 しかし、間違っても消炎鎮痛剤を処方されると体の
免疫反応を抑制してしまい重傷化の危険があります。
おかげで蚊の駆除を専門にしているフマキラーの株が高騰した模様ですが今のところ国内に
混乱は見られません。
以下は関連情報とネットニュースです。
デング熱(ねつ)、デング出血熱(しゅっけつねつ)
http://medical.yahoo.co.jp/katei/251035000/2/
★どんな感染症か
熱帯・亜熱帯地方で主にみられるウイルス感染症で、原因はデングウイルスです。デングウイルスには1~4型の4つの型がありますが、どの型のウイルスでも同様の症状が起こるので、症状から感染したウイルスの型は特定できません。ヒトはデングウイルスに感染した蚊に刺されることによって感染します。
★症状の現れ方
(1)デング熱
デング熱は、デングウイルスが感染し症状が現れた患者さんの大多数を占める病気です。
感染後2~10日ほどで突然の高熱で発症します。頭痛、眼の奥の痛み、腰痛、筋肉痛、骨痛が主な症状として現れ、さらに食欲不振、腹痛、吐き気、嘔吐、脱力感、全身倦怠感(けんたいかん)も現れることがあります。全身のリンパ節のはれもみられます。また、発熱してから3~5日目には胸、背中、顔面、腕、脚に発疹が出ることもあります。
これらの症状は約1週間で消え、通常は後遺症を残すことなく回復します。
(2)デング出血熱
デングウイルスに感染したヒトのうち、最初はデング熱とほぼ同様に発症し経過しますが、熱が平熱にもどるころに血液中の液体成分(血漿(けっしょう))が血管からもれ出したり、出血の症状が現れたりすることがあります。この病気はデング出血熱と呼ばれ、適切な治療を行わないと死亡することがあります。
血漿のもれは胸水(きょうすい)あるいは腹水(ふくすい)として現れます。出血は比較的軽い点状出血、注射部位からの出血、鼻出血、血便、重篤な吐血、下血と多様です。血漿のもれが進行するとショック症状を起こし、デングショック症候群とも呼ばれます。
★検査と診断
デングウイルスは現在日本には存在しないので、発症前の約10日以内に熱帯・亜熱帯地域から帰国したという情報が診断には重要です。症状のみでデング熱・デング出血熱を診断することは難しく、血液からデングウイルスやその遺伝子を検出すること、あるいは特異的な抗体を検出することで診断を確定します。
★治療の方法
デングウイルスに対する治療薬はなく、対症療法が中心です。デング熱・デング出血熱の発熱に対しては、出血傾向を増悪(ぞうあく)させる可能性があるため、アスピリンを使用してはいけないことになっています。デング出血熱に対しては、補液が主な治療法です。
★病気に気づいたらどうする
熱帯・亜熱帯地域から帰国後、前述のような症状が現れたら、感染症科や内科を受診する必要があります。ヒトからヒトへは感染しません。
デング熱、70年ぶり国内感染=10代女性、容体安定―厚労省
時事通信 8月27日(水)10時39分配信
厚生労働省は27日、埼玉県に住む日本人の10代女性が国内でデング熱に感染したと発表した。国内感染が確認されたのは約70年ぶり。女性は入院中だが、容体は安定しているという。
厚労省によると、旅行者が海外でデング熱に感染し、帰国後に発症する例は年約200件報告されているが、国内での感染は1945年以来、確認されていなかった。
女性は東京都内の学校に在学中で、20日に約40度の高熱を出し、さいたま市内の医療機関に入院。検査でデング熱の感染が判明した。海外への渡航歴はなく、帰国した旅行者から国内の蚊を媒介して感染したとみられる。
同省は都道府県などに、感染の疑われる症例があった場合には速やかに報告するよう要請した。
厚労省によると、旅行者が海外でデング熱に感染し、帰国後に発症する例は年約200件報告されているが、国内での感染は1945年以来、確認されていなかった。
女性は東京都内の学校に在学中で、20日に約40度の高熱を出し、さいたま市内の医療機関に入院。検査でデング熱の感染が判明した。海外への渡航歴はなく、帰国した旅行者から国内の蚊を媒介して感染したとみられる。
同省は都道府県などに、感染の疑われる症例があった場合には速やかに報告するよう要請した。
蚊を媒介とした感染症
- デング熱に関するQ&A
- 厚生労働省
- デング熱
- 日本国内でもデング熱が流行したことがありますが、現在はすべて海外で感染して日本に持ち込んだ症例で、2010年度には245件の報告がありました。多いのはインドネシア(バリ)、フィリピン、インドからの帰国者です。 日本旅行業協会
治療薬はなく
- [用語]デング熱、デング出血熱
- Yahoo!ヘルスケア
- WHO、シエラレオネから職員一時引き揚げTBS系(JNN) 2014年8月27日 13時12分
- 「デング熱」70年ぶりに国内感染を確認日本テレビ系(NNN) 2014年8月27日 12時56分
- 埼玉県の10代女性のデング熱感染確認 国内感染例は約70年ぶりフジテレビ系(FNN) 2014年8月27日 12時53分
- 隔離された貧民街、医師らに広がる感染――エボラ熱の最前線CNN.co.jp 2014年8月27日 12時33分
- デング熱「冷静対応を」=菅官房長官時事通信 2014年8月27日 12時15分