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日本家電自動車に活路も下請けに!

 世界の花形産業だった日本の家電各社も今は昔、すっかり様変わりした家電市場に翻弄され
 
活路を自動車用部品メーカーに見いだしても所詮下請けに成り下がるだけと言うのが現実です。
 
  どうしてね、日の丸EVを売り出さないのでしょうかね? ソニーやパナソニックにシャープの
 
ブランド力が在れば追従する新興国の追い上げをかわすのはたやすいと思います。まして
 
東芝や日立、三菱という重電御三家など本気でやればたちまちトヨタ、ニッサン、GM、フオード
 
にベンツ、アウディなどと互角に戦えるのにと思うのですがいかがなものでしょうか? 
 
  勿論従来の車の発想では勝ち目はありません。ハンドルも動力伝達装置も無い4輪独立
 
懸架でインバーター制御モーターや交流モーターなど各社の特異技術を投入し全輪回転独自
 
駆動で加速や旋回は勿論、制動時は回生発電で行い蓄電すればエネルギー効率は抜群、
 
日本得意のカーボンフアイバーやグラスフアイバーにファインセラミックや木質セルロース繊維
 
を多用して警察のレーダー探知機対策に抜群のステルス性能を発揮すれば文句無しです。勿論
 
自動運転やカーナビに加えた音響リスニングルーム化や必然的に車体全体のフラット化が容易で
 
広々としたキャビンを活用した移動カラオケルーム化や出張に車で行けばそのままキャンピングも
 
できオフイスとして活用できる設備など便利な様々な斬新なアイデアを駆使すればいくらでも
 
事業の拡大は可能です。必用なのは過去の栄光にしがらみを捨てた、発想の軽量化で
 
いくらでも可能性は在るのに、なんとも惨めな下請け化しか展開の能の無い経営者達の
 
問題を報じる深刻なネットニュースは以下です。
 

自動車に商機見出す電機各社 滲み出るサプライヤーの悲哀

米グーグルは5月、カリフォルニア州で自動運転の試験走行を実施。自動車のIT(情報技術)化の進展で、電機各社の商機は広がっているPhoto:AP/アフロ
 電機各社の自動車向け事業が、熱を帯びてきた。カメラやレーダーなどを使い、運転の安全性を高める先進運転支援システム(ADAS)や、自律型の自動運転技術の開発で、半導体をはじめとした製品の商機が拡大しているためだ。

 経営の構造改革を進めているソニーは、「電子の目」と呼ばれるカメラ用の画像センサーで、車載事業の拡大を狙う。

 暗い場所でも障害物を鮮明に認識できるように、従来に比べ感度を高めた車載用のCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーの開発を進めており、自動車部品としての認証を独自に受けた上で、2015年中に子会社の熊本工場で量産に入りたい考えだ。

 ソニーの画像センサーの売上高は、年間で3200億円。世界シェア(金額ベース)は、30%超でトップを走っており、同社の屋台骨となる製品でもある。

 外販が7割を占め、その多くは米アップルの「iPhone」向けだ。そのため、画像センサーの需要は、当然ながらアップルの採否によって、振れ幅がどうしても大きくなる。

 さらに、スマートフォンは足元で中国メーカーが急速にシェアを拡大するなど、世界中で優勝劣敗の構図が激しく入れ替わる苛烈な市場だ。得意先のアップルと共倒れになるリスクも常にあるわけだ。

 12年に携帯型のカーナビ事業から撤退するなど、車載事業がやや手薄になっていたソニーが、リスク分散に向けて、要の画像センサーでどこまで自動車市場に食い込み、需要を拡大していけるか。大の車好きとして知られる、平井一夫社長の思い入れも強いようだ。
● 広がる「部品屋」の側面

 スマホに偏らない、事業リスクの分散は他社も目下進めている。

 シャープは6月、車載向けに形状を自由に変えられる液晶「フリーフォームディスプレイ(FFD)」を開発した。四角形が標準という車載液晶の制限が外れ、自動車の計器パネル(インパネ)のデザインを、大きく変えることができるのが特徴だ。

 液晶事業の主軸をテレビからスマホ向けに移し、経営再建を推し進めるシャープにとって、供給先の裾野を広げることは喫緊の課題でもある。

 昨年、国内の個人向けスマホ事業から事実上撤退したパナソニックは、車載用電池に力を注ぐ。長期計画では、車載事業全体で1.1兆円の売上高を、18年度に2兆円にまで拡大する方針だ。

 世界の新車販売台数は年間で約8000万台。10億台に上るスマホと比べると、部品供給の市場規模は大きく見劣りする。それでも、各社が車載事業を収益の柱に育てようとする姿には、取引先の動向によって、業績が大きく左右される事業構造への危機感がにじむ。

 それと同時に、電機各社には、一時の経営体力の低下によって、製造の最も川上に立って自社ブランドの最終製品で勝負できる機会が減ってしまい、サプライヤーとしての性格が強まったが故の悲哀も、見え隠れしている。

 (「週刊ダイヤモンド」編集部 中村正毅)
 

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