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日本で高性能蓄電池の開発ラッシュ、東大、京大、東北大で!

 昔から電池は日本製と決まっていましたがここに来て更にその傾向が加速です。
 
東大はリチウム電池の性能を7倍にする技術を、京大は容量2倍価格1/10のマグネシウム電池を
 
更に東北大は高性能新リチウムイオン電池です。様々な応用が期待されますが一番はやはり
 
内燃機関自動車の大気汚染や酸性雨騒音などの環境問題や政情不安によるガソリン高騰、など
 
一挙解決の電気自動車の普及です。 
 
  その他にも蓄電池の軽量化や大容量化に低価格化の開発が目白押しで、今後の実用化が
 
待たれます。
 
 

東大、リチウム電池を凌ぐエネルギー密度の固体内酸素を使った電池を開発

東京大学は7月15日、現行のリチウムイオン電池の7倍もの高エネルギー密度を有する、酸化物イオンと過酸化物イオンの間の酸化還元反応を利用した2次電池システムを開発したと発表した。

同成果は、同大大学院 工学系研究科の水野哲孝教授らによるもの。日本触媒と共同で行われた。詳細は、英国科学雑誌「Scientific Reports」のオンライン版に掲載された。

同システムでは、正極反応として酸化リチウムと過酸化リチウムの間の酸化還元反応を、負極反応として金属リチウムの酸化還元反応を用いた場合、両電極活物質重量あたりの理論容量は897mAh/g、電圧は2.87V、理論エネルギー密度は2570Wh/kgになるという。この数値は、現在のコバルト酸リチウム正極と黒鉛負極を用いたリチウムイオン電池のエネルギー密度が、両電極活物質重量あたり370Wh/kgであり、約7倍にも達する。新方式の電池は、リチウム空気電池の理論エネルギー密度の3460Wh/kgには及ばないが、従来のリチウムイオン電池と同様の密閉型構造となるため、信頼性、安全性に優れているとしている。

今後は、電極中の過酸化物の状態、コバルトの役割を明らかにし、電極活物質の最適化を進めることで、理論容量に近づけることを目指す。さらに、電池の安全性、寿命などの総合的評価を進め、革新的2次電池として実用化に取り組むとコメントしている。
 

マグネシウム蓄電池 日本で開発に成功、リチウム電池より「高充電・高電圧・低コスト」=中国メディア

 中国メディア・新華網は13日、レアメタルであるリチウム電池よりも低コストで高性能なマグネシウム蓄電池を日本の研究者が開発したと報じた。

 記事は、京都大学の研究者が英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」のオンライン版で、リチウムよりも融点が高く安全で、埋蔵量も豊富なマグネシウムの蓄電池開発にかんする報告を発表したことを報じた。

 マグネシウム電池についてはこれまで、適当な正極の材料や、充放電を安定させる電解液が見つからないなど技術的な壁にぶつかっていた。しかし、同大学の研究グループは鉄とケイ素の酸化物を正極とし、有機溶媒のエーテルを使用した電解液によるマグネシウム電池の作成に成功したという。

 記事は、この電池の充電量がリチウム電池の1.3倍、放電時の電圧もリチウム電池より2ボルト高いうえ、安定した充放電が実現されたと紹介。また、材料費がリチウム電池のわずか約10分の1であるとした。

 そして、研究グループが今後さらに充電量の増加、エネルギー損失の減少などに向けて改良を進め、電気自動車や太陽エネルギー、風量発電などの分野で実用化できるよう目指すとしたことを併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
最終更新:7月18日(金)11時55分
※Buzzは自動抽出された記事です。

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