$ 0 0 こんにちは、ゆかりです。 医者がストライキをするとどうなるかについて考えて見ました。 病院経営という面から見ると、医者が「薬は副作用が多いし、やめたほうが健康にいい」なんて絶対に言いません。「そんなことをしたら、たいへんなことになりよ!患者さんのために日夜献身的な治療をしてるんですよ」と言います。これが普通ですよ何を考えているのでしょうか。 「外科手術はほとんど無意味だから、放射線治療でいい」とか、「抗がん剤は効かない」「がん検診や人間ドックは受ける必要がない」というようなことを言いったら、患者さんが病院に来なくなり、病院が検査結果をもとに脅しをかけられなくなるので倒産します。 慢性疾患の多剤処方で、ずっと通ってくれる”薬剤療法が第一”が病院経営の必要十分条件ですけど、あまり患者さんのためになってないですね。 ところで、じゃそれなら緊急医療以外全部やめたらどうなるか? 外国の例がありました。 1976年、南米コロンビアの首都で、医者が52日間のストライキに突入し、緊急医療以外はいっさいの治療が行われなかったそうです。現地の新聞は、ストライキを及ぼした奇妙な「副作用」を報じました。 ストライキの期間中、死亡率がなんと35%も低下したのです。国営葬儀協会は「この現象は偶然なのかもしれないが、事実は事実である」とコメントしました。 同じ年、ロサンゼルスでも医者がストライキを決行し、このときの死亡率の低下は18%だったそうです。カリフォルニア大学の医療行政を研究する教授が、17の主要病院を調査したところ、ストの期間中、手術の件数が60%も減少していたことが明らかになりました。 そしてストが終わって医療機器が再び稼働し始めると、死亡率はストライキ以前と同じ水準に戻ったそうです。 1973年にはイスラエルにおいても似たようなことが起こっています。ストライキが決行され、診察する患者の数が一日65,000人から、なんと7,000人に減らされ、ストライキは一カ月続きましたが、ストの期間中、死亡率が半減したというのです。 イスラエルがこれほど死亡率が減少したのは、20年前にやはり医者がストライキをしたとき以来だといいます。この現象について医者たちのコメントは 「緊急患者に限って診察したので、労力を重症患者の治療に集中することができたからだ」 この発言は、医者が軽症患者に対して不必要な治療をしなくて、緊急医療に専念するほうが医療の正しい選択であることを意味します。医者が医療行為の9割をやめて緊急医療にだけ取り組めば、人々の健康状態は間違いなく改善されるはずです」 私たちは、自分たちで予防を徹底し健康管理をした方がいいと思いませんか。病院というところは緊急のときに利用するだけのほうがよさそうです。もちろん緊急のときには医者は頼りになりますよ。転載元: 医学部ゆかりの医療ブログ