そんな馬鹿なと言う向きに、花粉症とはそういうものだと言うのです。 まあ考えて見れば
大抵の人はある日突然花粉症に見舞われるのですから、そんな物なのかも知れません。
かくいう私も20年程前の在る冬の朝に突然くしゃみが止まらなくなり鼻水、咽の痛み、目の
しょぼしょぼに夜中に息が出来ない地獄まで様々に経験して参りました。
不思議な事は症状は大抵この季節ですが、時々秋になったり、又盛夏になったり、
全く症状の出ない年も普通に在りました。 おそらく体力、ストレス、花粉、大気汚染
様々な要素が絡まりあって症状が不安定なのだとあきらめています。
実は、今年は昨日大阪城マラソンに行く途中の電車の中でくしゃみが始まりました。
あわててキョウレオピンと言うニンニクエキスのカプセルを飲むと私の場合はかなり
症状が軽減されマスクをすればほぼ完全に問題の無いレベルに達します。
何しろ自宅の真ん前には20m近い檜の木が林立、その向こうには杉の林やブナ科の
大木が犇きあっているのですから当たり前という次第です。
さて今年はいつごろまで続くのか花粉症の季節、全くやりきれない日々が始まっています。

ある日突然、花粉症が治るは本当?
花粉症の人にはつらい季節がやってきた。今年も悪戦苦闘している人が少なくない。しかし、ごく稀ながら「特に対策をしていないのに、急に花粉症が治った」という声を聞くことがある。
果たしてそんなことがあり得るのだろうか? アレルギー治療を多く行う、エミーナジョイクリニック銀座の伊東エミナ先生に伺った。
「ある年に突然、花粉症が治ることはあり得ます。一番多いのは、腸内環境の変化によるケース。たとえば美容のために乳酸菌などを摂りはじめたところ、腸内環境が改善されて、花粉症が治ったという方はいらっしゃいます」
一見、花粉症とは縁遠いように思える腸。しかし腸内環境が悪くなると、食物成分の消化が不十分となってしまい、体内の状態が悪化。少しの花粉にも防衛反応が働いて、くしゃみや鼻水などが出やすくなるようなのだ。
「花粉はあくまでアレルギー反応の引き金。根本は、体内の状態が悪化することで、花粉にも防衛反応を示すようになることです」と伊東先生。インターネットでは、会社を退職したことでストレスがなくなり、花粉症が治ったという人も見られたが、「これもストレス減少で血流が良くなり、体の状態が改善。花粉への防衛反応がなくなった形です」とのことだ。
同様に、背骨のゆがみが治ることで花粉症が改善されることもあるらしい。背骨のゆがみは血流を悪くさせ、全身の“冷え”を起こす。冷えが強いと体はその状態を治そうとするため、風邪を引いた時と似た状態に。そこへ花粉が飛びこむと、より防衛反応を示しやすくなるようだ。
そのほかではこちらも稀な例だが、妊娠・出産を経て花粉症が治ったという話も聞く。
「これは未解明なことも多いのですが、胎児は免疫学で見ると母体にとっての『異物』なんですね。その胎児を長期間にわたり体内で育てるため、母親の免疫力やホルモン状態が大きく変わることも多いんです。これにより異物へのキャパシティが広くなり、花粉症が出なくなるのかもしれません」(同)
なお、引っ越しにより花粉症が治ることもあるという。単純に花粉の少ない地域に移るケースだけでなく、前の住居のダニやホコリ、あるいは化学物質がなくなることで改善する場合もある様子。これらが多量にあると合わせ技で花粉症になりやすいため、その原因がなくなることで防衛反応が起きにくくなるようだ。
今回挙げた例は、あくまで「レアケース」。とはいえ、いろいろな原因が積み重なって花粉症になるというメカニズムを考えれば、多くの人にとって決して無縁な話ではないかもしれない。
(有井太郎)
(R25編集部)
※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております
果たしてそんなことがあり得るのだろうか? アレルギー治療を多く行う、エミーナジョイクリニック銀座の伊東エミナ先生に伺った。
「ある年に突然、花粉症が治ることはあり得ます。一番多いのは、腸内環境の変化によるケース。たとえば美容のために乳酸菌などを摂りはじめたところ、腸内環境が改善されて、花粉症が治ったという方はいらっしゃいます」
一見、花粉症とは縁遠いように思える腸。しかし腸内環境が悪くなると、食物成分の消化が不十分となってしまい、体内の状態が悪化。少しの花粉にも防衛反応が働いて、くしゃみや鼻水などが出やすくなるようなのだ。
「花粉はあくまでアレルギー反応の引き金。根本は、体内の状態が悪化することで、花粉にも防衛反応を示すようになることです」と伊東先生。インターネットでは、会社を退職したことでストレスがなくなり、花粉症が治ったという人も見られたが、「これもストレス減少で血流が良くなり、体の状態が改善。花粉への防衛反応がなくなった形です」とのことだ。
同様に、背骨のゆがみが治ることで花粉症が改善されることもあるらしい。背骨のゆがみは血流を悪くさせ、全身の“冷え”を起こす。冷えが強いと体はその状態を治そうとするため、風邪を引いた時と似た状態に。そこへ花粉が飛びこむと、より防衛反応を示しやすくなるようだ。
そのほかではこちらも稀な例だが、妊娠・出産を経て花粉症が治ったという話も聞く。
「これは未解明なことも多いのですが、胎児は免疫学で見ると母体にとっての『異物』なんですね。その胎児を長期間にわたり体内で育てるため、母親の免疫力やホルモン状態が大きく変わることも多いんです。これにより異物へのキャパシティが広くなり、花粉症が出なくなるのかもしれません」(同)
なお、引っ越しにより花粉症が治ることもあるという。単純に花粉の少ない地域に移るケースだけでなく、前の住居のダニやホコリ、あるいは化学物質がなくなることで改善する場合もある様子。これらが多量にあると合わせ技で花粉症になりやすいため、その原因がなくなることで防衛反応が起きにくくなるようだ。
今回挙げた例は、あくまで「レアケース」。とはいえ、いろいろな原因が積み重なって花粉症になるというメカニズムを考えれば、多くの人にとって決して無縁な話ではないかもしれない。
(有井太郎)
(R25編集部)
※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております
◆予防のポイントは
・ PM2.5の影響で"凶悪化"している今年の花粉症、予防のポイントは? -マイナビニュース(3月10日)
・ 花粉症対策 マスクで吸い込む花粉量約6分の1に減少 - NEWS ポストセブン(2月24日)
・ 2014年度 花粉症特集 -タケダ健康サイト
・ PM2.5の影響で"凶悪化"している今年の花粉症、予防のポイントは? -マイナビニュース(3月10日)
・ 花粉症対策 マスクで吸い込む花粉量約6分の1に減少 - NEWS ポストセブン(2月24日)
・ 2014年度 花粉症特集 -タケダ健康サイト