ヨハネの福音書1章44節に 「ピリポはベッサイダの人で、アンデレやペテロと同じ町の出身であった。」と
記されていて、このベツサイダが使徒ペテロの出身地だろうと言うのです。 ペテロという名がつけば
莫大な観光収入が見込めるうえ、誕生の地とか生家発掘となると最も拝観料が見込めるので
イスラエルやヨーロッパの観光関係者は戦々恐々というありさまです。
以下は鳴り物入りで新たな観光資源の発掘に余念のないイスラエルの新たな観光資源発掘
現場からのプロモーションニュースです。
聖ペテロ生誕の地発見か イスラエル北部、「失われた町」遺構発掘
2017年08月08日 11:41 発信地:ティベリア/イスラエル
1/5前へ次へhttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/2/4/500x400/img_24742385fc4f4f72e9ff921764c0596d248506.jpg 写真ギャラリーをみるイスラエル北部のガリラヤ湖近くの発掘現場(2017年8月6日撮影)。(c)AFP/MENAHEM KAHANA
【8月8日 AFP】イスラエルの考古学者は7日、北部のガリラヤ湖(Sea of Galilee)近くで発掘調査を行っている同国と米国の考古学者チームが、聖ペテロ(Saint Peter)らイエス・キリスト(Jesus Christ)の使徒3人の生まれ育った町を発見した可能性があると明らかにした。
イスラエルのガリラヤ考古学キネレット研究所(Kinneret Institute for Galilean Archeaology)の考古学者、モディハイ・アビアム(Mordechai Aviam)氏によると、ガリラヤ湖(別名・ティベリアス湖Lake Tiberias)付近で、帝政ローマ時代にさかのぼり、その後失われた町ユリアス(Julias)が見つかったもようだ。
1世紀に帝政ローマに仕えたユダヤ人の歴史家、フラウィウス・ヨセフス(Flavius Josephus)は、ユリアスは西暦30年ごろ、新約聖書に登場するベツサイダ(Bethsaid)の跡地に造られたと記している。ヨハネの福音書(Gospel of John)によると、聖ペテロは漁村のベツサイダに生まれた。
キリスト教徒は漁師出身の聖ペテロをイエス最初の弟子の一人と認識しており、カトリック教会では初代教皇とされている。同じく12使徒である聖ピリポ(Saint Philip)、ペテロと兄弟の聖アンデレ(Saint Andrew)も、ベツサイダに生まれたか住んでいたと考えられている。
考古学者らは長年、ユリアスがあった場所の特定に取り組み、主な候補地を3か所に絞り込んでいた。
アビアム氏はAFPに対し、これまでに発掘が行われたのはその中で1か所だけだが、その場所が使徒3人のふるさととみられると説明している。
「陶器の破片や硬貨、公衆浴場跡を発見した。小さな村ではなく、ユリアスの可能性がある町だということを示しているとみられる。これらの発掘成果に基づくと、ここが恐らくベツサイダがあった場所だと考えられる」(同氏)
アビアム氏によると、数キロ離れた場所でも作業が進められており、ローマ時代以前の痕跡がさらに見つかればベツサイダがあった場所かどうかの確認に寄与するとみている。(c)AFP