惜しかったですよねトヨタのハイブリッド、僅か10年ほどで廃盤という事でしょう。あんなものの
開発に1兆円という無駄金を注ぎ込み、盗人に追い銭ならぬ燃料電池車まで開発して結局
時代後れでEVに世界再遅参入という大失態です。
やめておけばいいのにマツダもトヨタの金に目が眩んでハイブリッドや燃料電池車に未練が
ましいトヨタと組むなんて最悪の選択です。EVの重要な特許は選考した米国や欧米のメーカーに
取り仕切られていますから、後は姑息な技術しか残っていません。
まあ日本の製造業は過去の栄華に陶酔して、全く新しいEV技術に30年間そっぽを向いて
無駄な技術開発に資金と人材と時間を浪費してしまいましたから挽回は不可能だと思われます。
という次第で衰退する日本の自動車産業の付け焼き刃の遅すぎるEV参入を報じるネット
ニュースは以下です。
トヨタ、マツダと資本提携 世界潮流 EVに重点
資本提携についての記者会見を終え、握手するトヨタ自動車の豊田章男社長(左)とマツダの小飼雅道社長=4日、東京都中央区で(坂本亜由理撮影) |
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トヨタ自動車とマツダは四日、資本提携を結んだと発表した。トヨタがマツダに5・05%を出資し、マツダもトヨタ株0・25%を取得する。トヨタが自動車メーカーと株式を持ち合うのは異例。電気自動車(EV)技術の開発を共同で進めるほか、米国で合弁工場を建設して二〇二一年の稼働を目指す。
東京都内で記者会見したトヨタの豊田章男社長は「自主独立性を尊重し切磋琢磨(せっさたくま)しながら持続的な協業関係を構築したい」と強調。マツダの小飼雅道社長は「『負け嫌い』同士が集まり、相互に刺激を与えながらイノベーション(技術革新)をリードしたい」と語った。
世界的な環境規制の強化で自動車業界はEV開発を加速させており、自動運転などの先進技術の開発も急ピッチで進む。異業種を含めた世界市場での競争に生き残るには、相互出資を通じた中長期の関係強化が欠かせないと判断した。
マツダによる総額五百億円の第三者割当増資をトヨタが引き受け、トヨタはマツダの第二位の大株主になる見通し。マツダは同額程度でトヨタ株を取得する。株式取得日は十月二日。
EVでは基本骨格などの共同開発を急ぐ。豊田氏は「軽自動車から乗用車、スポーツタイプ多目的車(SUV)、小型トラックまでEVの技術開発を進めたい」と語った。
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米国では折半出資で乗用車の生産合弁会社を設立。十六億ドル(約千七百六十億円)前後を投じ新工場を建設する。生産能力は三十万台規模で、四千人程度を雇用する計画。トヨタはカローラを生産し、マツダはSUVを生産する。
豊田氏は米国に合弁工場を新設する意義を問われ、「トランプ大統領の発言は関係なく、北米での最適な生産体制を見直した結果。ある時期が来れば、EVの生産を検討する可能性もある」と述べた。
両社はインターネットに常時つながる「コネクテッドカー」や先進安全技術でも協業する。
<解説> トヨタ自動車がマツダとの資本提携に踏み出したのは、EVの急拡大や、ITなど異業種からの挑戦といった「激変」に耐え、世界の自動車市場で生き残るためだ。
二十年前、世界に先駆けてハイブリッド車(HV)のプリウスを実用化したトヨタは、新しい技術や市場を自力で切り開く存在として君臨してきた。だがHVがエコカーの主体とみてきたトヨタの予想とは異なり、世界でEVの需要が増大。新興の米EVメーカー、テスラが躍進し、米グーグルなども独自に自動運転車を開発し始めた。トヨタ、そして従来の自動車メーカーの影響力は薄らぎつつある。
こうした中でトヨタは昨年、他社との協力で難局を乗り切ろうとスズキとの業務提携の検討を開始。SUBARU(スバル)への出資も続け、ダイハツ工業を完全子会社化した。この数年で危機感は一層強まったと言える。
トヨタの豊田章男社長は四日の共同記者会見でグーグル、アップル、アマゾンの三社を挙げ「競争と協力が大切」と受け入れつつも「前例のない戦いが始まっている」と述べた。新時代の主導権をかけた自動車市場での競争が一段と激化しそうだ。
(妹尾聡太)
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