やっと溶融炉新らしき物の写真が撮れました。これから廃炉までに長い長い道のりがありますが
漸く手も足も出なかった溶融炉新のほんの一部が垣間見れたという次第です。
溶融炉新の全貌を3号炉だけではなく1号炉や2号炉に拡大しそうして数分で器械も人間もだめに
なる超高放射線下での作業の段取りを付け、数百トンもある溶融炉心の全てと高濃度汚染物を
数百万トン取り出し、さらに最終処分場を世界の何処かに捜し出し、そこに長い長い年月を費やして
運び込み、さらにそれを数百万年管理し続けるという人類の滅亡の遥か先に達するであろう
作業の全体をたかが100年あまりの歴史しかないちっぽけな東京電力という会社が行おうと
いう馬鹿げたお話を能天気に報じるあまりにもふざけた出鱈目なネットニュースは以下です。
下は3号炉の溶融炉心と思われる映像
福島、広範囲に溶融核燃料か 格納容器底部でも初確認
東京電力は22日、福島第1原発3号機で3回目となる水中ロボット調査の結果を発表し、原子炉格納容器の底に事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)の可能性が高い物体が広範囲に散在しているのを確認したと明らかにした。岩状や砂状の物体で、約1メートル堆積している場所もあった。格納容器底部でデブリの可能性が高い物体が確認されたのは初めて。
今回の調査で、3号機格納容器内部の状況がより具体的に判明。廃炉の最難関とされるデブリ取り出しの工法確定に向け貴重なデータとなる一方、デブリが広範囲に存在していることで、取り出し作業が困難を極めるのは必至だ。
(共同)
東京電力福島第1原発3号機の格納容器底部で水中ロボットが撮影した、燃料デブリの可能性が高い物体=22日(国際廃炉研究開発機構提供) |
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2017072201001704.jpg |
(2017年7月19日)