最近の電池は恐いですよね。 国産であっても中国産であってもなにかの拍子にまるで
火薬のように爆発的な発火を起こします。大抵はその直前に膨張したり、発熱や変色が
起きますから注意していれば火傷や怪我は避けることは可能かも知れませんが、不意打ち
だと火傷や怪我は覚悟です。
そして小さな直径7㎜程度のボタン型水銀電池やアルカリ電池一個でも爆発すると
結構すごい音と威力で火傷に成りかねないのが恐ろしいところです。 まして携帯端末
やコンパクトデジカメなどに使われる高性能なリチウムイオン電池になるとその発熱量や
爆発力は想像を絶するものに成りかねません。
以下はまさかのワイヤレスイヤホンで爆発的な燃焼が起き酷い目にあった一人の女性の
経験を伝えるネットニュースです。
機内でヘッドホンが発火、乗客がやけど 電池が原因か
2017年03月15日 15:02 発信地:シドニー/オーストラリア
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写真ギャラリーをみる 旅客機の機内で自身所有のヘッドホンが発火し、顔や手にやけどを負った乗客の女性。豪運輸安全局が公開(2017年2月19日撮影)。(c)AFP/AUSTRALIA TRANSPORT SAFETY BUREAU

【3月15日 AFP】中国の首都北京(Beijing)からオーストラリアのメルボルン(Melbourne)に向かっていた旅客機の機内で、乗客の女性が使っていたヘッドホンが発火し、顔や手にやけどを負う事故が発生した。当局が15日、明らかにし、機内で電池式の機器を使うことへの危険性に注意を促した。
発火事故が起きたのは先月19日。女性が自身所有のヘッドホンで音楽を聴きながらうとうとしていた時に大きな爆発音がした。
女性は事故を調査する豪運輸安全局(ATSB)に対し「自分の顔が燃えている感じがした」「手で顔を覆うとヘッドホンが外れて首の辺りに落ちた。それでも燃えている感じがしたため、床に放り投げた」と話している。火花が散り小さな炎も上がったという。
客室乗務員らが急いで駆けつけ、ヘッドホンに水をかけたが、電池とふたの部分は溶けて床にくっついた。
公開された写真には顔や首にすすが付き、手の一部も水膨れになっている女性が写っている。機内には、プラスチックが溶け、電子機器や髪の毛が燃えた臭いが充満したが、他の乗客はこれに耐えて目的地に向かわざるを得なかった。
今回の事故に関し、女性の氏名や航空会社の名前は公表されていない。
豪運輸安全局は、ヘッドホンに使われていたリチウムイオン電池が発火したとみている。
同局は「電池を使う商品が増える中、機内で問題が起こる可能性は高まる」と述べ、乗客に対し電池式の機器を持ち込む場合は、使用時を除き許可された場所に保管するよう求めた。また予備の電池は機内持ち込み手荷物に入れるよう呼びかけた。(c)AFP