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Channel: 原典聖書研究
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アイヌの遺骨収集目的は植民地政策や日本民族差別の正当化

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 おそろしいですね、ヨーロッパの白人至上主義。 日本が第一次と第二次世界大戦で欧米列強を

相手に互角に戦い得た後の今では考えられない民族や人種差別ですが、今から一世紀前には

植民地政策の推進にとって白人以外の黄色人種や黒人に対する搾取や植民地政策や奴隷化の

正当性を証明するために大事な学問でした。

  その為にアフリカやアジア各地で未開人というレッテルを普遍化するために人骨の収拾がな

されました。収拾された人骨は進化論という迷信に基づいた地質年代学というとんでも

ない非科学的な時代考証手蔓で地質柱状図に合わせた年代同定が正当化されていました。

  その格好の図版のトップに君臨させるために最も適切と思われたアイヌ人の頭蓋骨が

欧米各国で研究され差別対象としてもってこいの極東の野蛮人と見下されていた世界最原始

人のモデルとして日本人とその先祖となるアイヌ民族の頭蓋骨が高値で売買されたのです。

以下は過去のおぞましい人種差別に貢献する似非科学や非科学的な地層年代学という妄信の

信者達によるアイヌ人遺骨盗掘犯罪の悪意を実証するネットニュースです。
 

<アイヌ遺骨>発掘禁止令 19世紀、「不当な収集」根拠に

毎日新聞 2/4(土) 7:45配信  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170204-00000007-mai-soci

     【ベルリン中西啓介、ウィーン三木幸治】海外にアイヌ民族の遺骨が散逸している問題で、日本政府が19世紀後半、アイヌの墓の発掘を禁止する「命令」を出していたとみられることが、オーストリア人の旅行記から分かった。命令が確認されれば、海外からの遺骨返還に必要な「不当な収集」を裏付ける根拠となる可能性があり、専門家は日本政府による調査の必要性を指摘している。

    【写真特集】アイヌ遺骨再埋葬…故郷の大地に 神々へ祈り唱え

     命令についての記述があるのは、オーストリア人アイヌ研究者グスタフ・クライトナー(1847~1893年)の旅行記「極東にて」(1881年出版)。1878(明治11)年8月に北海道を探検した際のアイヌの調査などをまとめている。

     クライトナーらは研究資料としてアイヌの頭骨を入手することを旅行の主要目的の一つにしており、当時北海道を管轄した「開拓使」とみられる官庁に墓の発掘許可を申請。だが、日本側は「政府はアイヌの墓に触れてはならないとする厳しい命令を出している」として、申請を却下していた。

     命令の時期や詳細な内容の記述はないが、当時、札幌で農業指導をしていたドイツ出身のルイス・ベーマーはクライトナーに「(1865年に)函館近郊で英国人によるアイヌ遺骨窃盗事件が起きたため、住民の怒りを買う発掘は難しくなった」と背景を説明している。

     独ボン大のウールシュレーガー博士(アイヌ学)は「事件は英国領事の辞職につながる大問題になった。命令は確実に存在したはずだ」と指摘。ドイツの指針では遺骨返還に「不当な収集」を裏付ける必要があるが、「命令が有効だった期間に海外に持ち出された遺骨は、全て不当収集と証明できる」という。

     アイヌ民族は「最も原始的な民族」とされ、欧州では1860年代に人類学の研究対象として北海道などから多数が「収集」された。






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