いやあ、賢い選管ですよね佐賀県の唐津市、もし事前に同姓同名の候補者がいるので注意を
喚起したら、当然他の候補者から特定の候補者に対する肩入れとして選管は不公平な選挙だと
提訴されかねません。かといって放置して両者が落選しても票の配分が不正だと提訴は不可避
です。そこで事前には一切沈黙し、投票所全てに同姓同名候補の年齢と職業を記載した
注意喚起の説明書きを加え、満を待して投票を迎えたというのです。その結果は両者もと
同名の相乗効果か見事当選、そして投票用紙に「坊主」とか「かっこいい方」などという
余計な記述があった場合は投票者が特定され買収や見返りを禁じた公職選挙法に
低有するため無効票として無事その勤めを終えて選挙委員会はめでたく解散できたと
言うのです。 以下は傑作な同姓同名候補者の登場で窮地に陥った選挙管理委員会の
素晴らしい対応を報じるネットニュースです。
「坊主の」無効…同姓同名の候補、2人とも当選
読売新聞 1/30(月) 7:27配信
佐賀県唐津市議選(定数30)は29日、投開票された。
珍しいケースとして注目されていた同姓同名の男性候補2人はともに当選し、開票作業でのトラブルもなかった。
2人は、4期目を目指した現職青木茂さん(56)と、建設会社役員の新人青木茂さん(43)。市選管は公平性を期すため、有権者に対する事前の周知は行わず、告示後、投票所に掲示される立候補者一覧表に、2人に限って「現職」「新人」の別と、年齢を併記した。氏名のみが書かれた票は疑問票として扱い、得票数に応じた割合で配分することを決めていた。
市選管によると、開票の結果、氏名だけしか書かれていないなど配分の対象となったのは826票。氏名の上に「坊主の」「かっこいい」などと書かれた票も4票あったが、「他事記載」として無効票とした。
珍しいケースとして注目されていた同姓同名の男性候補2人はともに当選し、開票作業でのトラブルもなかった。
2人は、4期目を目指した現職青木茂さん(56)と、建設会社役員の新人青木茂さん(43)。市選管は公平性を期すため、有権者に対する事前の周知は行わず、告示後、投票所に掲示される立候補者一覧表に、2人に限って「現職」「新人」の別と、年齢を併記した。氏名のみが書かれた票は疑問票として扱い、得票数に応じた割合で配分することを決めていた。
市選管によると、開票の結果、氏名だけしか書かれていないなど配分の対象となったのは826票。氏名の上に「坊主の」「かっこいい」などと書かれた票も4票あったが、「他事記載」として無効票とした。