Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5523

[転載]実効線量係数とは?

 福島県の発表では食事による経口摂取放射能は全く人体に影響が無いと言うのです。
 
その記事はこちらです。  

食事の被ばく「問題なし」 福島県が調査

 
 福島県は24日、県民78人が1日分の食事で摂取した放射性セシウムの量を基に、1年間の内部被ばく量を計算したところ、最大で0・014ミリシーベルトだったと発表した。
 県によると、食品に含まれる自然の放射性物質による被ばく量の70分の1程度。「国が食品の基準値設定の際に示した『上限年1ミリシーベルト』より十分低く、通常の食生活に問題がないことが確認された」としている。
 1日当たりのセシウム摂取量は最大の人で2・6ベクレル。文部科学省による調査では、東京電力福島第1原発事故前の10年間の全国最大値は0・56ベクレルという。  (共同)
  
    みなさんこれ信用して良いのでしょうか? もしそうなら放射能から逃げなかった人も自主避難者も
 
みんな安心して自然の豊かな福島で美味しいお米や野菜に果物と魚介類をお腹いっぱい食べて
 
暮らせます。でも、その前にこれチョット確かめてみましょう。
 
  ちょっと意味が分かりませんね。どうして放射能の単位が違っているのでしょうね。
 
セシウムのベクレルとシーベルト? 大体シーベルトと言うのは被曝線量でガンマ線の怖さで
 
ベクレルと言うのはベータ崩壊やアルファ崩壊する核種の放射能の危険性の指標ですね。
 
    ストロンチウムやプルトニウムなどの多くの恐ろしい放射能核種はほとんどというか
 
ガンマ線は出しませんからね。 それをどうしてセシウムだけを測定してそれをで換算して
 
安全だと言えるのでしょうかね?
 

セシウム137ってなんですかね? これですね。 爆!! 

Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ
 

この記号図は随分ややこしいですね簡単に説明してみます。

 ウラン235に中性子が当たるとウラン236になったとたん核分裂してセシウム137とルビジウムと
中性子がドッカンと飛び出して来るのですね。
 
 

ウランは核分裂でセシウムに成るのは僅かで他に131種の核物質になります。

 
勿論この時にウランは他の物質にもバラケますが闇の中ですね。今人類が知っている原子炉の中にあるウランがバラケタ放射能は35種類でその同位体を含めると132の放射能核種が有ります。その132種の放射性同位体の中の立ったの一つがセシウム137なのです。それ以外にわかっているだけで131もあるのです。   http://en.wikipedia.org/wiki/Fission_products_%28by_element%29

ウランが核分裂してセシウムになる仕組みも複雑です。

さて上の図のウランに中性子があたって飛び出したのがセシウム137とルビジウム96と中性子。
その中でここで取り上げるのが片割れのセシウム137ですがこれはものすごく不安定なのです。
ウランが分裂してできたセシウム137は原子炉のにものすごく沢山有ります。
 
その中の約50%は30年間に一回だけ核崩壊という核分裂をしてバリウムになります。
残りの40%程は呑気にしていて300年程かかって核崩壊してやはりバリウムになり、
更に残りの10%は数万年かかってゆっくりゆっくりバリウムに成るのです。
 
  同じセシウム137でも個性がありすぐバリウムに成るものも、何百年もその儘でいる物もあるのです。
 
 要するに核物質改変(放射能の出方)と言うのは大鍋でポップコーンを煎るような物なのです。
鍋が熱くなった状態が核分裂したばかりの状態でそうなるとポップコーンは勢い良く弾けます。
そうしてしばらくすると弾けるポンプコーンが半分になるのが半減期でセシウムだと30年、そうして
いくら熱してもほとんど弾け無くなります。これかポップコーンの焼き上がりです。放射能がこうなる
のは10半減期を経た頃でセシウムだと300年と言う事なのです。
   ポップコーンの弾ける数が少なくなってもそのまま熱していると中には随分してからポンと
弾けるのが有ります。同じようにセシウムも何万年たってから放射能を出す変わり者もいると
言う次第で放射能がほぼ0に成るのは数億年ぐらい先だと言う事なのです。

  セシウム137がバリウムに成る時に95%は50万eボルトと言う巨大なエネルギ電子を周囲にぶつけます。 だから数㎜から2センチ位しか届きませんが体内では細胞やその中の遺伝子を壊してしまいます。
勿論、空気中では最大6m届いたというギネス級の記録が有りますが例外で強い放射線であるが故に
少し離れると測定は不可能なのです。

  さてそのセシウム137ですが5%は110万eボルトの電子を放出して直接安定したバリウムになります。
 残りの95%のほとんどのセシウム137は50万eボルトの電子を出して一度不安定なバリウムになり、
その約3分後に不安定の原因となる余分なエネルギを今度は66万eボルトのエネルギーの強力なガンマ線にして放出して安定したバリウムになりるのです。

  この時のに放出されるエネルギーはガンマ線で大抵の物は突き抜けて遠くまで飛んで来るので
人間がガイガー計数管などで測定できます。これが測定しやすいのでヨウ素と並んでセシウム137が
放射能の指標となっているのです。 
 

1ベクレルとは20億のセシウム核種の存在を意味する。

 
  そして普通の食品検査で1ベクレルの放射能と言うのはこのセシウムが核分裂をしてガンマ線を
放出し、それが測定器で1秒間に一回測定できた事を意味するのです。
 
   と言う事は食品検査で1㎏で1ベクレルというのはその食品からは1時間は60秒×60分ですか
60×60=3600回もセシウム137が崩壊してバリウムになっているのです。 
   一日は24時間ですから3600×24時間=86400回崩壊し、
   1年間では86400×365日=3153万回崩壊しているのです。
  そして最初の30年では9億4608万回のセシウムの崩壊があり
  次の30年で約5億回、続く30年で2億5000万回というすさ
まじい数の崩壊が続き300年後までに約20億回の崩壊が起きている事を意味するのです。 
 

 と言う事は1㎏1ベクレルの食品の中には20億の放射性セシウム137が存在しているのです。

 
  と言う事で1㎏100ベクレルの汚染食品にはその100倍で結局2千億の放射性セシウム核種が含
まれている事を意味するのです。
 
  恐ろしい事ですが本当の恐ろしさはそれだけでは有りません。最初に言った様に原子炉の中に
在った放射性物質はその他に131種類も存在しているのです。しかもそれらは秒単位で改変して
幾度も他の物質に代わってしまうのでいったいセシウムの他にどんな核種があるのか今の人類の
科学技術力では想像する事もでき得ないのが真実なのです。 
 
  さてこの様な事を思いながら福島ではベクレルと言うものをシーベルトに換算するのに線量換算
計数を使っています。 
 

内部被ばくに関する線量換算係数

 http://www.remnet.jp/lecture/b05_01/4_1.html
 
内部被ばくに関する線量換算係数としてICRPでは,Dose Coefficient(線量係数)という数値を勧告しています。これは,1Bqを経口あるいは吸入により摂取した人の預託実効線量で単位はSv/Bqです。ただし,吸入による1Bqの摂取量とは,吸い込んだ放射能が1Bqであって呼吸気道に沈着した放射能ではないことに注意する必要があります。
 また,ICRPは放射性核種それぞれについて経口または吸入摂取した作業者についての実効線量係数と子供および成人の一般公衆についての実効線量係数を勧告しています。前者はICRP Publ.68(1994)に,後者はICRP Publ.72(1996)にまとめられています。なお,線量の積分期間は,作業者および成人の一般公衆で50年,子どもでは摂取した年齢から70歳までとしています。
 以下に,緊急時に考慮すべき放射性核種について,ICRP Publ.72に勧告された成人の一般公衆が経口または吸入摂取した場合の実効線量係数を示します。
 

 下が人類がかろうじて放射能を測定可能なセシウム137の実効線量計数です。 

 
  
核種半減期経口摂取(Sv/Bq)吸入摂取(Sv/Bq)
Cs-13730.0年1.3×10-83.9×10-8
1/54以下? 何故1億分の一か?何故4億分の1か?
 
  新聞で発表された経口摂取のセシウムのベクレルをシーベルト(被曝線量に換算)する計数が
 
1.3×1/100000000 です。 そう一億分の一に粉飾?しているのです。
 
ベクレルを一億分の一にするために実効線量をかけてシーベルトに換算し
 
数字を少なくして見せて安全だと言いたいのですね。
  
    と言う事はシーベルトに換算された被曝線量を今度はさっき掛けた実効線量計数で
 
逆に割ってみると実効線量のシーベルトはどれだけの放射能があるかという
 
発生源のベクレルに戻るのですね。
 
  証拠に実効線量計数の単位をご覧下さい。(Sv/Bq)と言う事でこれをベクレル値に
 
掛けるからベクレルが相殺されたシーベルトに化けるのです。この実効線量計数には学問的
 
根拠が余りませんので元に戻して見なければ成りません。だからこの安全に粉飾した実効線量の
 
シーベルトを本来の危険さを示すベクレルに戻すの簡単です。掛けたのですから同じもので
 
割れば良いのです。 
 
   一番上の記事の食品による内部被曝は 0・014ミリSv/yです。だからの値を逆手にとって、実効
 
線量のシーベルトを全て内部被曝での危険性を示すベクレルに戻して見ましょう。
 
悪用された実効効線量計数の善用ですね!! 爆!! 
 
測定値Bq×実効線量計数Sv/Bq= 実効線量計数 Sv
 
以上説明した様に実効線量として新聞発表値を今度は実効線量計数で割ってみると元のベクレルに成るわけですね。 
 
新聞発表実効線量Sv       ÷ 実効線量計数 Sv/Bq         =測定放射能(ベクレル)
(0.014×1/1000Sv/y)÷(1.3×1/100000000Sv/Bq)=元のベクレル 
分数計算でややこしいけれど小学生の算数ですから簡単です!! 
 

と言う事は4000÷1.3=3076ベクレル/年と言う事です。

 
 と言う事は福島に住んでいると空間線量を受けまた普通に食品を食べていると
 
年間約3000ベクレル相当の内部被曝に該当すると言う事です。
 
これをセシウム核種の数に換算すると×3000×20億=60兆個となります。
 
福島に住んでいるとセシウムだけで最大年間60兆個も放射能核種を摂取すると言う事です。
 
この60兆個に相当する年間経口摂取放射性核種にその他の人類が測定する事もできない
 
131種類もの放射性物質を加えると将来どんな恐ろしい事が体に起きるのかは神様以外には
 
だれにも判らないのでは無いでしょうか?
 

10年住むと600兆個のセシウム核種を食べるのですね。 

  本当にこんな所に妊婦さんや幼い子供たちが戻って住んで普通に生活して良いのでしょうか?  
 
 最後に東京大学アイソトープ総合センターセンター長兼東京大学先端科学技術研究 センター教授の
 
児玉龍彦氏が昨年7月27日の衆議院更生労働委員会で内部被曝に関して講演した内容を抜粋しておきます。 
「要するに、内部被曝というのは、先ほどから一般的に何ミリシーベルトという形で言われていますが、そういうものは全く意味がありません。」   児玉龍彦 @2011/07/27・衆議院厚生労働委員会
 
 
 

転載元: 原典聖書研究


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5523

Trending Articles