地震予知ねえ! 阪神大震災の折りいくつかの不思議な現象が確かに在りました。
一つは直前に自宅の横でボーリングをしていたその穴から水があふれだしたこと。そして
半年前の猪名川群発地震の終わってから自宅のあった駅前マンション敷地のマンホールの
蓋が10㎝ちかく隆起してきたこと。さらに前日に葉巻のような地震雲が出現しました。
当時元奈良市長の「地震雲」という本を読んだ直後でしたから驚きました。
東日本大震災の前日たまたま家電量販店でみかけた東京の大きな橋の中継映像に
東の方向に巨大な地震雲が写っていたのにビックリした事も記憶に鮮明です。
何の変化も無かったのは牧師をしている教会にの庭に大きな水槽をおき飼っていた
鯰は毎日チェックしていましたが異常はありませんでした。 鯰は側腺で微弱な地電流を
関知すると言うので教会の敷地の南西の隅と北東の隅に電極を打ち込み1.6㎜の単芯の
電線で水槽に地電流を流していましたが冬眠中で鯰は静かでまったく動きませんでした。
まあ、当たり前のことを漸く最新(?)の地震学が認識しだしたというお粗末なネット
ニュースは以下です。
M7地震、1時間前に予知可能? 京大教授ら電離圏異常検知で
京都新聞 9月30日(金)17時0分配信
マグニチュード(M)7以上の大地震の発生を、1時間~20分前に予測できる可能性のある手法を、京都大情報学研究科の梅野健教授や大学院生の岩田卓也さんのグループが開発した。震源域の上空の電離圏の異常を、国土地理院のGPS連続観測網「ジオネット」のデータを用いて検知する手法で、米国地球物理学連合の学会誌で30日発表する。
■有効性の検証が必要
梅野教授は「公開データのみを用いる手法であり、今後、有効性などの検証が進むことを期待したい」としている。
2011年の東日本大震災(M9・0)では、本震の直前に震源域の上空60キロ以上に存在する電離圏で電子数が異常に増えることが報告されている。ただし、ジオネットの一つの観測局のデータを用いて解析しているために精度が不十分で、他の地震に適用しようとすると誤差も生じていた。
グループは、複数の観測局のデータを組み合わせて精度を格段に高める手法を新たに開発した。新手法を用いると、東日本大震災の前後に周辺で起きたM7クラスの地震についても電離圏の異常を捉えられる例があることを確かめた。
電離圏の異常が起こるメカニズムはよく分かっておらず、梅野教授は「今後、東日本大震災以外の地震についても今回の手法を適用し、研究を進めていきたい」と話している。
■有効性の検証が必要
梅野教授は「公開データのみを用いる手法であり、今後、有効性などの検証が進むことを期待したい」としている。
2011年の東日本大震災(M9・0)では、本震の直前に震源域の上空60キロ以上に存在する電離圏で電子数が異常に増えることが報告されている。ただし、ジオネットの一つの観測局のデータを用いて解析しているために精度が不十分で、他の地震に適用しようとすると誤差も生じていた。
グループは、複数の観測局のデータを組み合わせて精度を格段に高める手法を新たに開発した。新手法を用いると、東日本大震災の前後に周辺で起きたM7クラスの地震についても電離圏の異常を捉えられる例があることを確かめた。
電離圏の異常が起こるメカニズムはよく分かっておらず、梅野教授は「今後、東日本大震災以外の地震についても今回の手法を適用し、研究を進めていきたい」と話している。
M7以上も上空電子異常=震災直前の予測可能性期待―京大
時事通信 9月30日(金)19時45分配信
京都大の梅野健教授(数理工学)らの研究チームは30日、東日本大震災の前後にあったマグニチュード(M)7.0以上の地震が発生する前に、上空で電子の数が変化する異常があったとする分析結果を発表した。
研究チームの分析手法は、従来用いられてきた地震発生後のデータは不要だといい、「M7以上の大地震発生1時間前から20分前の予測可能性に道を開くもの」と期待している。研究成果は米学術誌ジャーナル・オブ・ジオフィジカル・リサーチに掲載された。
梅野教授によると、上空300キロ付近には「電離圏」と呼ばれる電子が広がる層があり、地震や火山活動、太陽のフレア(表面の爆発現象)によって影響を受けることが知られている。全地球測位システム(GPS)観測局のデータで、これまでM8以上の地震で電離圏電子数が増加する異常が検知されていた。
研究チームは、従来のGPS観測局1カ所だけでなく、周辺の観測局30カ所のデータも使うなどし、分析の精度を高めた。それにより、2011年3月11日の東日本大震災(M9.0)だけでなく、同年3月9日の三陸沖や同4月7日の宮城沖で起きたM7クラスの地震でも発生直前に電子数増加の異常があったことが分かったという。
梅野教授は「地震以外の要因による電子数の増減を明確に区別する方法の確立などが課題」と指摘した上で、「地震の予測能力について第三者による検証が進むことを期待する」としている。
研究チームの分析手法は、従来用いられてきた地震発生後のデータは不要だといい、「M7以上の大地震発生1時間前から20分前の予測可能性に道を開くもの」と期待している。研究成果は米学術誌ジャーナル・オブ・ジオフィジカル・リサーチに掲載された。
梅野教授によると、上空300キロ付近には「電離圏」と呼ばれる電子が広がる層があり、地震や火山活動、太陽のフレア(表面の爆発現象)によって影響を受けることが知られている。全地球測位システム(GPS)観測局のデータで、これまでM8以上の地震で電離圏電子数が増加する異常が検知されていた。
研究チームは、従来のGPS観測局1カ所だけでなく、周辺の観測局30カ所のデータも使うなどし、分析の精度を高めた。それにより、2011年3月11日の東日本大震災(M9.0)だけでなく、同年3月9日の三陸沖や同4月7日の宮城沖で起きたM7クラスの地震でも発生直前に電子数増加の異常があったことが分かったという。
梅野教授は「地震以外の要因による電子数の増減を明確に区別する方法の確立などが課題」と指摘した上で、「地震の予測能力について第三者による検証が進むことを期待する」としている。