いやあ酷い国道があるものですね。 どういうわけか私はこの国(酷)道477号線とご縁が
有るようで不思議なことに三重県をのぞく殆どの部分を走ることになりました。
最初に走ったのはサバ街道と言われる比良山裏の国道367号線を三方五湖から兵庫県への
返りに通ったときでした。 あまりの渋滞の酷さにやむなく途中越の難所で右折して湖西に
ルート替えしたときでした。 何とか大津へ抜け無事帰宅できました。 その次に通ったのは
自宅から美山に向かう周山街道へ抜ける近道として利用したときです。
この国道477は私の郷里の箕面市と池田市の境付近にある木部交差点を起点にしていますが
その近くの多田銀橋から一の鳥居を経て野間を経由し山陰線八木駅を経て惨憺たる山道を抜けた
時です。 本当にガードレールも無い狭い林道で本当にこれが国道かと驚愕しました。
その次に通ったのは近江八幡の安土城からの帰りで主要地方道の2号線が余りに混んでい
たので国道8号線に切り換えようとして竜王で迷い込んだのが皮肉なことにこの国道477号線
でしたおかげで日野川の右岸を北上して野洲市から守山を経て琵琶湖大橋のたもとに出て
しまい、仕方なく湖岸の道を南下して大津の近江大橋を150円払って国道一号線に抜けて
京都から国道9号線で亀岡から国道423号線を使って漸く帰宅できました。
その次は京都右京区の常照皇寺の九重桜を見るために自宅を出ましたが、多田銀橋から
能勢を経て山陰線の八木駅を経、保津川を渡ってからが散々でした。 何しろ狭い道路で坂も
きつく途中で迂回までさせられて方法の体で九重桜に行き着くことが出来ました。そして、
困ったのが帰路です。 酷道の名に恥じずあちこち通行止めや工事中で迂回に次ぐ迂回で
往路の二倍ぐらい不安になって漸くのことで土地勘のある八木駅までたどり着くことが出来ました。
後、残る区間は滋賀県の竜王町から日野町を経て鈴鹿スカイラインと呼ばれる御在所山を
抜け湯の山温泉から四日市への60㎞という事になります。
きっといつか通ることになるかと思いますが本当に酷い国道です。 みなさまも是非一度
日本有数の酷道477号線をたどられると往年の道路行政の無策ぶりが納得出来るかと
存じます。
酷道477号線概要
起点から北西に向かって鈴鹿山脈を越え、滋賀県近江八幡市の琵琶湖東岸付近では細かく右左折を繰り返す。琵琶湖を渡って京都府に入ると、京都市北部の山中を北に向かって大きく迂回し、南丹市や亀岡市を通過しながら南下して終点へ向かう。また、酷道のひとつとしても知られ、鋭角カーブとなっている「百井別れ」(後述)や極めて急でかつ舗装が劣悪な百井峠などがあるほか、八木駅(南丹市)付近では狭隘な駅前商店街を通過するなど、難路も多い。なお、大河原バイパス(滋賀県)や小出石バイパス(京都府)などが供用を開始し、滋賀県竜王町と近江八幡市の境界付近に連続していた「くの字型カーブ」がほぼ直線に改善されたほか、2011年現在も西田大藪道路(夢かなえ橋、京都府)や大布施拡幅(京都府)などが事業中で、少しずつではあるが通行困難箇所の改良が進められている。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。
- 起点:四日市市(蔵町98番地[2]=国道23号交点、国道164号上)
- 終点:池田市(木部町交差点、国道423号交点、国道173号上)
- 重要な経過地:三重県三重郡菰野町、滋賀県蒲生郡日野町、同郡竜王町、近江八幡市、守山市、大津市(真野)、京都市(左京区)、京都府北桑田郡京北町[注釈 1]、同府船井郡八木町[注釈 2]、同郡園部町[注釈 2]、亀岡市、川西市
- 路線延長:238.1km(実延長205.8km)[3][注釈 3]
- 三重県区間:32.0km(実延長29.8km)
- 滋賀県区間:81.7km(実延長80.4km)
- 京都市区間:51.4km(実延長49.0km)
- 京都府区間:49.3km(実延長29.2km)
- 大阪府区間:15.7km(実延長12.6km)
- 兵庫県区間:8.0km(実延長4.8km)
- 指定区間:国道1号、国道9号と重複する区間[4]