人類の科学がやっと出発点に立てるか否かの天下分け目の関が原が近づいているという
情報です。 何しろやっと重力波の存在が観測できたとすれば万有引力の秘密を人類が
解明できる道が開かれると言う次第です。しかし、ですこれら全ての物質間に働く重力という
基本的原理の解明の糸口に過ぎません。 ということは人類の科学は全宇宙に作用する
基本の基本となる原理そのものも解明できていないという事になります。
以下はいよいよ人類の科学がまともな最初の第一歩を踏み出せそうな可能性を報じる
ネットニュースです。
「重力波検出」のうわさ、科学界に波紋広がる
AFP=時事 1月13日(水)16時3分配信
【AFP=時事】ある物理学者のチームが重力波の検出に成功した可能性があるとのうわさが、科学界で波紋を広げている──。物理学者アルバート・アインシュタイン(Albert Einstein)が提唱した一般相対性理論の重要な要素である重力波が確認されれば、現代における最大の発見の一つになる。
【図解】ビッグバン直後の「重力波」を初観測か
【図解】ビッグバン直後の「重力波」を初観測か
これまでのところ、この事実についての発表はない。また信頼性があり、検証可能な科学的研究を発表する際に通常、重要な過程とされる研究成果の発表や査読、論文の投稿なども一切行われていない。
それでも、米アリゾナ州立大学(Arizona State University)の宇宙論学者、ローレンス・クラウス(Lawrence Krauss)氏によるツイッター(Twitter)への投稿は、憶測と興奮の嵐を巻き起こしている。
クラウス氏は、時空構造内を伝播する波動、重力波を探査している米国の新型レーザー干渉計重力波検出器(Laser Interferometer Gravitational Wave Observatory、LIGO)の観測には参加していない。
しかし、クラウス氏は11日、同氏が数か月前に聞いたといううわさが裏付けされそうだとツイートした。そのうわさとは、LIGOの科学者チームが、米国内に設置された検出器を用いて発見した重力波に関する論文を執筆中というものだった。
「私が以前耳にしたLIGOについてのうわさは、第三者の情報筋による裏付けが得られている。これは目が離せないぞ! 重力波が発見されたかもしれない? わくわくする」とクラウス氏はツイートしている。
クラウス氏の投稿は、これまでに1800回リツイートされている。
もし、重力波が発見されたとなると、アインシュタインが100年前に一般相対性理論で示した予測の中で、残っていた未解明の最後の部分が検証されることになるだろう。重力波の発見は、宇宙誕生のプロセスについてのわれわれの理解において、大きな空白部分を埋めると思われる。
■今後待たれる公式発表
南極で行われていた重力波観測研究プロジェクト「BICEP2」の科学者チームは2014年、このまさしく時空のさざ波そのものを発見したと発表したが、その後すぐに、それが単なる銀河の塵(ちり)にすぎなかった可能性があることを認めた。
今回のうわさについて、LIGO共同研究プロジェクトの広報担当、米ルイジアナ州立大学(Louisiana State University)のガブリエラ・ゴンザレス(Gabriela Gonzalez)教授(物理学・天文学)は、現時点で正式に発表するものは何もないと話している。英紙ガーディアン(Guardian)が同教授の言葉を伝えた。
「LIGOの観測機器は今日もデータを取り続けている。結果の分析、解釈、精査には時間を要するため、公表すべき結果はまだ何もない。結果を慎重に精査した上で公表することを誇りとしているため、これにも時間がかかる。重要な結果については、論文の査読を受けてから結果を公表する予定だ」(ゴンザレス教授)
一部科学者の中には、うわさされている検出が実際の発見ではなく、科学チームのための「予行演習」にすぎないと指摘する見方もある。
この指摘についてクラウス氏は、「発信源不明の信号を入力して、実際の発見を再現するテストが内密に実行されることに留意すべきとの話もあるが、今回のものはそれとは違う聞いている」とツイートしている。
どちらにせよ、詳細が全て明らかになるまでには、もうしばらく待つ必要がありそうだ。
LIGOチームによる1回目の観測データ収集期間の終了日は12日。英科学誌ニュー・サイエンティスト(New Scientist)は、「今回の観測結果については今後数か月以内に詳細を知ることができるだろう」と話すゴンザレス教授の言葉を伝えている。【翻訳編集】 AFPBB News
最終更新:1月13日(水)16時59分
誰も成し遂げていない直接観測
- 重力波とは
- 重力波は天文学・天体物理学においてはすでになくてはならないものとして扱われていますが、その直接観測はいまだ誰も成し遂げていません。重力波が検出されれば一般相対性理論の正しさが再び証明されると同時に、重力波を新たな宇宙を見る手段とした「重力波天文学」が生まれると期待されています。国立天文台
- “宇宙誕生の証拠” 原始重力波の痕跡は「誤り」だったってどういうこと?
- THE PAGE(2015年3月13日)
日本も梶田氏らが初観測を目指す
- 梶田さん、次は重力波 望遠鏡「かぐら」完成
- 日本経済新聞 電子版(2015年11月6日)
- 米も幻に終わった“重力波”初観測へ 「かぐら」完成、過熱する宇宙研究に弾み
- 産経新聞(2015年11月15日)
- 重力波とは?
- KAGRA 大型低温重力波望遠鏡