漸く冬らしい寒さになってきましたね。 しかし、人の感じる寒さには個人差があってずいぶんと考えさせられ
ます。 昔、清水港で牧師をしていた時ですが去る教会の厳粛な礼拝の最中に事もあろうか初老ではない
立派な60代の男が二人でつかみ合わんばかりの大喧嘩を始めたのです。
一人が寒いといってストーブの側に座っていたのですがもう一人が暑いといって窓を開けたからたまり
ません。大声で罵り合って乱闘寸前と言う事態です。駆け出し牧師の私は茫然自失、それを見た
同年配のご婦人が暑がり男をいさめて窓を閉めさせ一件落着と相成りました。 後で話を聞くと
暑がり男は元巡査で定年退職後は行政書士になり車庫証明で荒稼ぎ高額所得者と言う次第でした。
もう一人の寒がり男は盲人で腕のよい鍼灸師で来院者が裸ですから年中27度から30度の暖房を
施した施術質にいるためストーブの設定温度が20度では我慢の限界で窓などを開けられて15度に
なれば許容の限界を超えて震えが止まらないと言うのです。 しかし、だからといって暖房を25度に
するわけには行かず、かといって15度にすればやはりお年寄りや虚弱者には厳しいと言うことは
違えません。 かろうじて暖房はストーブの設定温度を20度にしてお二人にには両者とも我慢して
戴くことで漸く落着したのでした。
体感温度の個人差は千差万別、しかし、大勢が同室する場では互いが自己主張を制限して
妥当な温度でそれ以上は各自が着衣で調整戴くというのが落とし所と言う次第です。
以下は寒さに弱い方には運動がお勧めだというタイムリーなネットニュースです。
<冬到来>寒さに強い人と弱い人の違いとは
毎日新聞 12月6日(日)10時30分配信

寒風が身にしみる季節になりました。同じ寒さにさらされても、寒いと感じる人とそうでない人がいます。どこが違うのでしょうか。さらに、寒さに強い体を作るにはどうしたらいいのでしょうか。信州大学教授の能勢博さんに聞きました。【聞き手=編集部・中村好見】
◇寒さに対する体の調節反応
元々ヒトの寒さに対する反応は、暑さに対するほど優れてはいません。それでも、周りをみてみると、寒がりの人とそうでない人がいます。このことから、寒さに対する体の調節反応が確かに存在すること、そしてそれには個人差があることがわかります。
まず、「寒い」と感じるのは皮膚です。寒さにさらされると、皮膚の血管が収縮して肌の色が白くなります。これは皮膚表面の温度を下げて、体熱の放散を抑え、体温の低下を防ごうとする調節反応です。さらに我慢していると「震え」が起こってきます。「震え」は筋肉のリズミカルな収縮です。はじめは口の周囲の筋肉で起こり、歯がガチガチ音を立てます。それが徐々に全身に拡大して、最後には四肢に及びます。「震え」によって消費されるエネルギーのすべては熱になります。生じる熱量は、筋肉量が多いほど大きくなり、最大3kcal/分。体重70kgの人で、熱の放散がなければ、1分間に体温を0.05度、1時間で3度上昇させる量です。
◇寒さ対策に運動に勝るものはない
このような状況に陥った時、ガタガタ震えながら不愉快な思いでじっと我慢するより、ややきつい運動をして、体を温めようとしますよね。それは正解です。私たちはこの「ややきつい運動」に「インターバル速歩」を勧めています。インターバル速歩とは、軽い会話ができる程度の速歩きで3分間歩き、3分間ゆっくり歩く、このセットを繰り返す運動法です。セットを1日5回以上、週4日以上繰り返すことが目標です。インターバル速歩を行うことで体力が10歳分ほど若返ることが科学的に証明されています。
運動して筋肉が収縮すると、代謝が進んで熱が生み出され、体温は上昇します。そして「震え」は徐々に抑えられ、いずれ止まります。さらに、ややきついと感じる運動をした後の1~2時間は、高体温が維持されます。これは、運動中に消費した筋肉内のエネルギー源(ブドウ糖)を回復し、また若干ですが損傷した筋線維を修復することによって、代謝が進むからです。その際、糖質、乳たんぱく質を多く含む牛乳をコップ1杯分飲んだら、この反応がさらに進みます。そして筋肉量も増加することが分かっています。
◇寒がりな人とそうでない人の違い
では、同じ寒さにさらされても、寒いと感じる人とそうでない人では何が違うのでしょうか。その一つは筋肉量の違いです。筋肉は収縮していない安静時も、細胞内でエネルギーを絶えず消費しています。筋肉量が多いと、この安静時の代謝量(基礎代謝量)が大きくなるので、体が温まりやすく寒さに強い体になります。加えて、前述したように筋肉量が増えると、「震え」で発生する熱量も増えます。さらに、その筋肉を使って運動をすれば、その強度と継続時間に応じて、多くの熱が生み出されます。
一方、寒さに慣れた人は慣れていない人に比べて、寒さにさらされてもなかなか「震え」が起こらないようになります。これは、寒さにさらされると交感神経の活動が活発になって脂肪が燃え、熱が生み出されるメカニズムが、寒さに幾度となくさらされるうちに発達するためです。これを、「非震え熱産生」といいます。このように、寒さに強い体になるには、(1)全身の筋肉量を増加させて基礎代謝量を上昇させること、(2)「非震え熱産生量」を増加させることが有効であるといえます。
「寒い、寒い」と暖かい部屋の中で縮こまっていないで、思い切って外でインターバル速歩をしましょう。
◇寒さに対する体の調節反応
元々ヒトの寒さに対する反応は、暑さに対するほど優れてはいません。それでも、周りをみてみると、寒がりの人とそうでない人がいます。このことから、寒さに対する体の調節反応が確かに存在すること、そしてそれには個人差があることがわかります。
まず、「寒い」と感じるのは皮膚です。寒さにさらされると、皮膚の血管が収縮して肌の色が白くなります。これは皮膚表面の温度を下げて、体熱の放散を抑え、体温の低下を防ごうとする調節反応です。さらに我慢していると「震え」が起こってきます。「震え」は筋肉のリズミカルな収縮です。はじめは口の周囲の筋肉で起こり、歯がガチガチ音を立てます。それが徐々に全身に拡大して、最後には四肢に及びます。「震え」によって消費されるエネルギーのすべては熱になります。生じる熱量は、筋肉量が多いほど大きくなり、最大3kcal/分。体重70kgの人で、熱の放散がなければ、1分間に体温を0.05度、1時間で3度上昇させる量です。
◇寒さ対策に運動に勝るものはない
このような状況に陥った時、ガタガタ震えながら不愉快な思いでじっと我慢するより、ややきつい運動をして、体を温めようとしますよね。それは正解です。私たちはこの「ややきつい運動」に「インターバル速歩」を勧めています。インターバル速歩とは、軽い会話ができる程度の速歩きで3分間歩き、3分間ゆっくり歩く、このセットを繰り返す運動法です。セットを1日5回以上、週4日以上繰り返すことが目標です。インターバル速歩を行うことで体力が10歳分ほど若返ることが科学的に証明されています。
運動して筋肉が収縮すると、代謝が進んで熱が生み出され、体温は上昇します。そして「震え」は徐々に抑えられ、いずれ止まります。さらに、ややきついと感じる運動をした後の1~2時間は、高体温が維持されます。これは、運動中に消費した筋肉内のエネルギー源(ブドウ糖)を回復し、また若干ですが損傷した筋線維を修復することによって、代謝が進むからです。その際、糖質、乳たんぱく質を多く含む牛乳をコップ1杯分飲んだら、この反応がさらに進みます。そして筋肉量も増加することが分かっています。
◇寒がりな人とそうでない人の違い
では、同じ寒さにさらされても、寒いと感じる人とそうでない人では何が違うのでしょうか。その一つは筋肉量の違いです。筋肉は収縮していない安静時も、細胞内でエネルギーを絶えず消費しています。筋肉量が多いと、この安静時の代謝量(基礎代謝量)が大きくなるので、体が温まりやすく寒さに強い体になります。加えて、前述したように筋肉量が増えると、「震え」で発生する熱量も増えます。さらに、その筋肉を使って運動をすれば、その強度と継続時間に応じて、多くの熱が生み出されます。
一方、寒さに慣れた人は慣れていない人に比べて、寒さにさらされてもなかなか「震え」が起こらないようになります。これは、寒さにさらされると交感神経の活動が活発になって脂肪が燃え、熱が生み出されるメカニズムが、寒さに幾度となくさらされるうちに発達するためです。これを、「非震え熱産生」といいます。このように、寒さに強い体になるには、(1)全身の筋肉量を増加させて基礎代謝量を上昇させること、(2)「非震え熱産生量」を増加させることが有効であるといえます。
「寒い、寒い」と暖かい部屋の中で縮こまっていないで、思い切って外でインターバル速歩をしましょう。
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