Quantcast
Channel: 原典聖書研究
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5523

火葬費目当ての献体激増

$
0
0
いやあ、世知辛いご時世ですね。 老いて身寄りが無くなり、子や孫に火葬費用をださせるのに

忍びないと解剖実習に死後献体し、実施した大学が弔いの経費から支弁させるために

献体が横行しているというのです。

   生きている間、さぞ肩身の狭い思いをされたお年寄りが増えているのですね。

え!! 年寄りのあんたもそうとちがうのかい? ですか.... いいやいや、今のところ

健康優良ジジイですから肩身の狭い思いとは無縁ですけどね。以下はまっ事世知辛い

渡る世間は鬼ばかりを渡り乗っても、地獄の沙汰も金次第の前に葬儀の沙汰に金次第

が横行しているとを報じる ご時世柄のネットニュースです。

死後、自分の遺体を解剖して…献体希望する理由は?

読売新聞(ヨミドクター) 11月24日(火)13時40分配信
死後、自分の遺体を解剖して…献体希望する理由は?
「大学が火葬費負担」動機に
 死後、自分の遺体を医・歯学部生の解剖学実習などに提供する献体で、希望者の動機に変化が生じている。元来、大病を患った人が恩返しにと登録したり、社会貢献活動に熱心な人たちが名乗り出たりしていた。しかし、最近では大学が火葬してくれることが注目され、費用面から希望する高齢者が目立っており、関係者は困惑している。(菊池宏一郎)
関係者困惑も
 「別居している子供たちに面倒をかけたくないし、大学が火葬までしてくれると聞き、登録したいと思った。子供たちには葬式はしないで海に散骨してほしいと伝えている」。名古屋市で一人暮らしの女性(80)は、こう語った。女性は10月中旬、献体希望者の窓口になっている同市の団体「不老会」の集会に参加していた。

 ただし、登録には家族の同意が必要で、解剖に抵抗を感じている息子が反対しているため、登録はできない。女性は「時間をかけて説得し、考えが変わるのを気長に待ちたい」という。

 夫婦で献体に登録している同市の60歳代女性は、「夫が死んで一人になれば、面倒をみてくれる人もいない。火葬費用のことを考えた」と話す。

 実習後、大学が遺体を火葬する。引き取り手がいなければ、大学の納骨堂に安置される。妻を亡くし、同市で一人暮らしの男性(68)は「子供に葬式や墓守で世話をかけたくないと思って登録した。自分は墓に入らず、置いてもらえるなら納骨堂でいい」と考えている。

 不老会では毎年300~400人が登録しており、累計で2万3068人に上る。これまでに9586人が、名古屋大などでの実習に生かされた。

 医・歯学部のある大学や献体団体でつくる「篤志解剖全国連合会」(東京都)によると、核家族化や独居高齢者の増加に伴い、家族に負担をかけたくないという理由で献体を選択するケースが、ここ数年で全国的に増えてきたという。

 同会会長の松村譲児・杏林大教授(62)は、「献体は福祉や葬儀の代行ではない。登録した人の大きな決心を尊重する制度だ」と強調する一方で、「時代の変化で生じる様々な事情は無視できず、動機を安易に非難することはできない」と話す。不老会の北村直哉理事長(82)も「気持ちはありがたいが……」と複雑な心境だ。
解剖で「人体の個性実感」
 三重大(津市)で10月に行われた「解剖体感謝式」で、祭壇に花を手向けた医学部3年の辻本佳世さん(20)は「献体してくださった方々の尊い心を忘れず、医師として社会に貢献していきたい」と誓った。

 緒方正人医学部長(60)は、「人体にメスを入れることで医師になる覚悟ができる。標本や模型では得られない経験だ」と解剖学実習の意義を語る。血管の位置などは人によって異なり、人体にも「個性」があることを実感できるという。

 篤志解剖全国連合会などによると、1950~60年代、医・歯学生の増加に伴って実習に必要な遺体が不足し、「医学教育の危機」と呼ばれた。当時は、身寄りのない遺体が解剖に使われることもあったという。

 この現状を憂えた篤志家たちが献体の意義を広め、登録を呼びかける運動を展開。同会では統計が残る1970年以降、献体登録者は累計で26万5886人(昨年3月現在)で、30年前と比べ4倍になった。運動は全国に広がり、83年に献体に関する法律が成立したことで、認知度が上昇した。
献体とは?
 解剖学教育や研究に役立てるため、自らの遺体を無条件・無報酬で提供すること。生前、大学や献体団体に申し込み、死亡後に大学が遺体を引き取る。親族がいる場合は原則、同意が必要。葬儀は献体前に済ませることができる。遺体は防腐処理が施されて保管され、大学のスケジュールに合わせて解剖するため、遺骨が遺族の元に戻るのは1~2年かかる。
 
最終更新:11月24日(火)15時28分
家族に迷惑かけたくない」
産経新聞(2015年5月1日)

献体を考える際の注意など

日本篤志献体協会
All About


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5523