開けられた排ガス偽装のパンドラの箱から次から次へと芋蔓式に新たな不正が発覚です。
車種の壁を越えたかと思うと、メーカーの壁も越え国境を超えて拡大の一途です。
当然のこととしてディーゼル車限定の壁も越え、さらには大型車や軍事用車両に航空機や
船舶に発電所やボイラーまで巻き込んで内燃機関の壁も超えかねない勢いです。
きっかけを造ったのは京都のホリバ製作所の小型測定装置ですが、これを期に
深刻な世界規模の大気汚染やすさまじい酸性雨による環境生態系の壊滅的破壊が
改善に向かうことが期待されます。当然その為にコストが増し、世界経済が一時的に低迷
しますが後世に押しつけられる現世代による負の遺産が減少することは大変結構な
事であることは違えません。以下は、人類の未来にともった赤信号が黄信号に後退し
始めたことを報じる喜ばしい数多のネットニュースです。
<VW不正>対象拡大…事態収拾どころか泥沼化の恐れ
毎日新聞 11月3日(火)23時24分配信
ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)がディーゼルエンジン車の排ガス規制を不正に逃れていた問題で、米環境保護局(EPA)は2日、傘下の高級車ブランドのポルシェ、アウディを含む大型車7車種でも違法ソフトウエアによる不正が新たに見つかったと発表した。
◇
【ロンドン坂井隆之】米環境保護局(EPA)が2日、フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車ブランドであるポルシェやアウディまで排ガス規制逃れの不正があったと指摘したことは、事態収拾を急ぐ同社にとって大きな打撃となりそうだ。VWは現時点で不正を否定しているが、グループの営業利益の約6割を稼ぐ高級車にまでリコール(回収・無償修理)が拡大すればブランドイメージの傷は深まり、経営立て直しは一段と困難になる。
今回のEPAの発表は、不正に関するこれまでのVWの説明を全面的に覆すものだ。同社は従来、違法ソフトウエアを搭載して規制を逃れていたのは、1種類のディーゼルエンジンを搭載した車両に限られ、最新規制に準拠した新型車は含まれないと説明。その前提で、全世界の対象車を最大約1100万台と公表していた。
だが、EPAは今回、異なる型のエンジンを搭載した車両の不正を指摘。しかも14年発売の最新モデルだった。EPAは調査を進める構えで、対象車はさらに拡大する可能性もある。VWは16年からリコールを開始して1~2年で作業を終え、事態を幕引きしたい考えだったが、泥沼化する恐れも出てきた。
業績面でのダメージも深刻だ。VWグループでは、ポルシェとアウディを合わせた営業利益は全体の約6割で、主力ブランドのVWを上回る利益を上げる貴重な稼ぎ頭でもある。ブランドイメージに敏感な高級車ユーザーの信頼を失えば、業績回復はさらに遠のきそうだ。
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【ロンドン坂井隆之】米環境保護局(EPA)が2日、フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車ブランドであるポルシェやアウディまで排ガス規制逃れの不正があったと指摘したことは、事態収拾を急ぐ同社にとって大きな打撃となりそうだ。VWは現時点で不正を否定しているが、グループの営業利益の約6割を稼ぐ高級車にまでリコール(回収・無償修理)が拡大すればブランドイメージの傷は深まり、経営立て直しは一段と困難になる。
今回のEPAの発表は、不正に関するこれまでのVWの説明を全面的に覆すものだ。同社は従来、違法ソフトウエアを搭載して規制を逃れていたのは、1種類のディーゼルエンジンを搭載した車両に限られ、最新規制に準拠した新型車は含まれないと説明。その前提で、全世界の対象車を最大約1100万台と公表していた。
だが、EPAは今回、異なる型のエンジンを搭載した車両の不正を指摘。しかも14年発売の最新モデルだった。EPAは調査を進める構えで、対象車はさらに拡大する可能性もある。VWは16年からリコールを開始して1~2年で作業を終え、事態を幕引きしたい考えだったが、泥沼化する恐れも出てきた。
業績面でのダメージも深刻だ。VWグループでは、ポルシェとアウディを合わせた営業利益は全体の約6割で、主力ブランドのVWを上回る利益を上げる貴重な稼ぎ頭でもある。ブランドイメージに敏感な高級車ユーザーの信頼を失えば、業績回復はさらに遠のきそうだ。
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最終更新:11月3日(火)23時24分
CO2不正車、日本国内でも販売か
【ロンドン=五十棲忠史】独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は13日、二酸化炭素(CO2)の排出量を少なく見せかける排ガス不正の見つかった約80万台の詳細を発表した。(読売新聞)
VW問題は泥沼化の恐れ
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