雨の日の夜間走行で一番心配なのは歩行者の発見です。 何しろ対向車のヘッドライトが逆光に
なっていてその上歩行者が黒い服に黒い傘ですからまるで芝居の黒子で全く見えません。
そして、事故になれば責任はすべて自動車の運転手に成るのですからたまりません。
かといって光量の多いハイビーム走行では確実に対向車もハイビームにして警告ですから
為す術がありません。
確かに新技術で対向車だけを照らさないハイビームの開発は有益ですが、やはりそれだけでは
歩行者の発見は至難です。 一番確実なのは歩行者や自転車走行者に対する黒服の禁止ですが
歩行者に歩行免許はありませんからかような要求は社会的に考慮されないのは必然です。
せめて、歩行者と運転者に不幸をもたらす夜間人身事故を減らすために、せめて靴やズボンや
鞄や傘や上着にリフレクターの推奨か義務化が進められればおそらく悲惨な夜間の
歩行者受難は激減することは違いません。
過去の多くの加害者となった運転士とその家族の悲惨もかなり軽減可能です。
関係当局の英断を望む所です。以下は金儲けになる高価な車両の前照灯の進化ばかりに
目を取られ、被害者側への事故に合わない対策を看過しているお粗末なネットニュースです。
ハイビーム走行が基本の時代がやってくる
エコノミックニュース 11月12日(木)9時7分配信

各都道府県警では、広範囲にヘッドライトを当てることができるハイビームの使用を、夜間の事故防止対策として推奨しているのをご存知だろうか。しかし、実際問題として、交通量の多い場所だとロービームの切り替えが煩わしく、また切り替え忘れといったことがあり、ハイビームでの走行は難しい。
しかし、今回、スタンレー電気株式会社 <6923> が、東京モーターショー2015で公開した先進ヘッドライトシステムでは、常時ハイビームでの走行が可能だと。これはADB(アダプティブ・ドライビング・ビーム)というもので、前走車や対向車には照射しないように、照射エリアを300に細かく分割して、各エリアに明るさを制御するというものだ。そのため、前方の歩行者や障害物、路面状況などをドライバーが早期に認識することができ、安心・安全な夜間走行での視界を提供してくれる。
実はADBという技術は、レクサスやBMWなどですでに採用されているもの。ただ、従来のADBは、ハイビームライトを照射したくない部分に、稼働するシェードを使って遮光するものだった。それがさらに進化してLEDチップのオンオフで照射範囲をコントロールできるようになった。ただし、この方法ではLEDチップを横一列に配置しているために、照射する部分の縦列のみのコントロールになる。
今回の次世代のヘッドランプシステムでは、照射するエリアを6行×50列に分け、300ものLEDチップを格子状に配置することで、300の照射エリアを自在にコントロールしてくれるのだ。ようはマス目単位で光を当てたり、遮断したりが可能になったわけで、今までよりもさらに精度の高い照射ができるというわけだ。
夜間走行ではとにかく視野が悪くなるため、歩行者やバイクなどの発見が遅れてしまう。そのためにバルブからHIDやLED、レーザーなどより明るく、遠くまで照らすことができるライトの開発が急激に進んだが、常時ハイビーム走行が可能になれば、さらに夜間での事故を減らすことができるだろう。(編集担当:鈴木博之)
しかし、今回、スタンレー電気株式会社 <6923> が、東京モーターショー2015で公開した先進ヘッドライトシステムでは、常時ハイビームでの走行が可能だと。これはADB(アダプティブ・ドライビング・ビーム)というもので、前走車や対向車には照射しないように、照射エリアを300に細かく分割して、各エリアに明るさを制御するというものだ。そのため、前方の歩行者や障害物、路面状況などをドライバーが早期に認識することができ、安心・安全な夜間走行での視界を提供してくれる。
実はADBという技術は、レクサスやBMWなどですでに採用されているもの。ただ、従来のADBは、ハイビームライトを照射したくない部分に、稼働するシェードを使って遮光するものだった。それがさらに進化してLEDチップのオンオフで照射範囲をコントロールできるようになった。ただし、この方法ではLEDチップを横一列に配置しているために、照射する部分の縦列のみのコントロールになる。
今回の次世代のヘッドランプシステムでは、照射するエリアを6行×50列に分け、300ものLEDチップを格子状に配置することで、300の照射エリアを自在にコントロールしてくれるのだ。ようはマス目単位で光を当てたり、遮断したりが可能になったわけで、今までよりもさらに精度の高い照射ができるというわけだ。
夜間走行ではとにかく視野が悪くなるため、歩行者やバイクなどの発見が遅れてしまう。そのためにバルブからHIDやLED、レーザーなどより明るく、遠くまで照らすことができるライトの開発が急激に進んだが、常時ハイビーム走行が可能になれば、さらに夜間での事故を減らすことができるだろう。(編集担当:鈴木博之)
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