今朝の関東の地震はけっこう広い範囲で揺れましたね!!
気になるのは震源の位置と深さです。 今回は伊豆諸島の鳥島付近の地殻内部です。
400㎞と在りますが海の深さはこのあたりせいぜい9㎞、そこから太平洋プレートの地殻は6㎞程度、
と言う事は沈み込んでいる海洋プレートの先端付近で地震が発生していると言う事です。
この数日同様の沈み込みプレートの奥の方で地震が続いています。
こちらもご覧句下さい。こちらは2日程前の地震です。
日本海の北西端の地震ですが震源はやはり沈み込み太平洋プレートの先端付近です。
こちらもご覧下さい。 これは3日前の9月1日にオホーツク海の下の地震です。やはり沈み込む
太平洋プレートの先端でもやはり地震が起きているのです。
やはり沈み込む太平洋プレートの先端部分での地震です。
こちらもご覧下さい。
これは日本列島の3つの弧を描いて地殻深く沈み込んでいる太平洋プレートの想像図です。
ご紹介した上の3つのの地震はいずれもこの日本列島の下に沈み込む太平洋プレートの
先端部分で発生している事が判ります。 しかも日本列島周辺で折れ込む3つの弧のそれぞれの
先端部分です。 と言う事は日本列島に押し寄せる太平洋プレートの全体にまだ巨大な歪み
がたまっている事を示しています。
伊豆諸島でフイリピン海プレートと衝突して沈み込む伊豆諸島弧の先端、
本州東部の北米プレート先端と衝突して沈み込む本州弧の先端の日本海北西、そして
千島列島で北米プレートに衝突して沈み込む千島列島弧の先端です。
2011年の東日本大震災でかなりの歪みが解消された筈ですが、それで全ての地殻の歪みが
解消されたのではなく、今もまだ厖大な歪みがこの地域に存在していると言う事になります。
そう、東日本大地震の最大余震を起こす地殻のエネルギーはまだまだ十分この地域に
存在していると言う事です。
そして、過去の巨大地震で巨大な余震が起きたように、マグネチュード9の地震では言われている
ようにマグネチュード8クラスの最大余震が本震から数年後に発生する時が近づいている事は
間違いなさそうです。
当然、前回の地震の時とほぼ同様の揺れかあるいはより福島第一や第二に女川や東海の
原子力発電所により近い場所が震源となれば、当然地震の揺れは前回よりも大きくなり、当然
原発には前回以上の津波がくる可能性がたかいのです。
かろうじて前回の地震と津波に絶えた多くの老朽化した原発や建屋と使用済み燃料プール
が果たしてこの次の最大余震でも持ちこたえてくれるでしょうか?
再稼働などを論じる暇が在ったらその時に備える対策に費やすべきなのではありませんか?
内閣総理大臣様に原子力規制委員会殿!!