やっハリ政府さんがやった除染の目的がハッキリしましたね。 ゼネコンさんに1兆円を割り振ったから
もう除染は終わりましたと言うのです。 肝心要の成果は測定されず、除染された筈の避難民には
住宅の除染結果報告も帰還可能の連絡も一切無しのつぶてだと言うのです。
もし本来住民の為の除染出合ったならゼネコンに振り込む代金は前金2割と中間金2割と、
完了金6割などに細分化して、住民立ち会いの上除染成果の検証と住民の除染完了承諾証明
を持って最終の完了金六割を振り込むと言うのが建設業界を相手に手抜きをされない常套手段
ナノです。 それ一切成しにお金を渡すと言う事は、初めから除染は住民の為ではなくゼネコンへの
ボーナスで天下りポストを宜しくお願いしますという暴挙なのですね。
困った日本の官僚たちと口利きにしか興味のない政権与党や地方議員たちの悪辣さですね。
以下、除染で肝心要の住民が看過され放置されている現状を報じるネットニュースです。
除染終了 報告来ない 「家の線量は?」戸惑う住民
玄関先に掲げられた放射線量の測定結果。しかし住民は国から報告を受けるまで自宅の線量を知ることができない=福島県楢葉町で |
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東京電力福島第一原発事故に伴う国の除染事業で、自宅の除染は終わっているはずなのに、なかなか住民に報告されないケースが続出している。除染には1兆円以上の税金が投入されているが、作業を確認する国の職員が少ないからだという。除染の効果も疑問視される中、住民から苦情が相次いでいる。 (大野孝志、写真も)
福島県楢葉町(ならはまち)では、既に九百七十軒で除染が終わったが、その結果、自宅の放射線量はどう変わったのか、住民に知らされたのは十軒だけ。終了から半年後に報告された家もある。町役場には連日、住民から「報告してこないのか」との苦情や問い合わせの電話がかかっている。
「うちは四月下旬には終わったはずなのに、報告がない。今の放射線量も知らされず、安心して草取りもできない」。一時帰宅した農業松本広行さん(57)が語った。
松本さんが、役場から借りた線量計で自宅居間の放射線量を測ると、毎時〇・三マイクロシーベルト(一マイクロシーベルトは一ミリシーベルトの千分の一)あった。国が除染後の目安とする〇・二三マイクロシーベルトを超えていた。「除染しても線量が下がらないので、国は文句を言われるのを恐れて、報告を遅らせているのか」と疑念を口にした。
田村市の農業渡辺秀一(しゅういち)さん(57)の家も昨年十一月に作業が終わったのに、報告があったのは今年四月で、半年かかった。川内村でも二、三カ月かかっているといい、各地で住民への報告が遅れている。
作業期間中は、玄関先に除染を受注したゼネコン担当者が線量を書いた札を掲げているが、頻繁に一時帰宅する住民でなければ様子は分からない。
なぜ、速やかに除染結果が住民に知らされないのか。
除染事業を発注した環境省福島環境再生事務所に取材すると、職員が、作業漏れがないかを一軒ずつ確認する作業に時間がかかるからだという。
住宅除染が終わった田村市や川内村は、対象が百二十~百六十軒だったが、楢葉町はまだ終わっていない家も含めると二千五百軒ある。一方、確認をする職員は、国が除染する十一市町村全体で九人だけ。楢葉町の担当は三人と少ない。
楢葉町の職員は「早く報告するよう、国に何度も要望している。線量が完全に下がったという報告ではなく、作業が終わったことを知らせてほしいのだ」と語った。
(東京新聞)