日本人っておかしな民族ですよね!! 普段はうまくいく民族なのですがイザと言う時には
完全に無能に成る人が多すぎます。その典型が東日本大震災の津波からの避難で顕著に
現れたのでは無いでしょうか?
忘れられないのは津波が迫っているのに赤信号で止まっている車とか、津波が来ているのに
電車も来ない踏切で遮断機が上がるのを律儀に待っている車列とか、対向車線には
一台も車が走っていないのに数珠つなぎの渋滞で列を乱し反対車線を驀進して難を逃れる
行動をする車を一台も見かけないのです。 これって本当の馬鹿じゃ無いのかな?
人間としてこれは明らかに変です。 津波警報が発令されたら一部の緊急車両用道路を除いて
全ての道路は高台に向かって両車線を使う事を決めるとか、決まっていなくても道路交通法
に違反してでも命を守る行動をするよう国民をしっかり教育しておくとか、とにかく緊急避難です
から、平常時とは違う行動がなされても緊急避難として法律が適用されない特例が有るのを
わかっているべきです。
しかし、東日本大震災や原発事故の避難などで政府の対応もまた報道もそして罹災しかけた
国民の避難行動もあまりに危機感がなく、自分で何も判断できないで政府やお役所の指示や
命令がないと何一つ自分で判断できない人がおおすぐ真下。
法律よりも人間の生命が優先されるという価値観の優劣判断そのものが多くの日本人に出来
ないのですね。
まあ、その原因は農耕民族として周囲の人と同じ日に同じ作物を植えるような主体性の無さも
一つの原因でしょう。また江戸時代に吉利支丹禁令の為に隣組という相互監視システムが全国に
張りめぐらされ、人と違う行動をしないという国民性が定着した事などがその理由と思われます。
いずれにしても自分や家族の命よりも道路法規を守る事に熱心な様子を報じる困った日本
国民の判断力の無さを報じるネットニュースは以下です。
車渋滞、浸水域に及ぶ 宮城・山元町が津波避難訓練
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「防災の日」を前に31日行われた宮城県山元町の避難訓練は、「車避難」がスムーズにできるかどうかが焦点となった。高台が遠い沿岸部の住民にとって、車を使った避難の成否は切実な問題だ。訓練では、避難車両による渋滞の発生は一部にとどまったが、大災害が発生すれば信号停電をはじめ、不測の事態も起こりうる。参加者は「災害時はうまくいかない恐れもある」と危険性を感じた様子だった。
町によると、東日本大震災の津波で被災した沿岸部には現在、約550世帯が暮らしている。住民は車で高台に避難する場合、町内を南北に走る国道6号を横切らなければならない。
午前9時のサイレンを合図に、沿岸住民の多くは車で避難場所の山下一小、山下中、坂元中に向かった。間もなく、国道6号高瀬交差点では内陸に向かう車で、一時約400メートルの渋滞が発生し、車列の後方は震災の津波浸水域に入りこんだ。
訓練参加者ではなく、仕事で町内を通り掛かったダンプカー運転手(64)は「車列が全然進まない。本当に津波が来たらダメだな」といら立っていた。
山下中に続く国道6号交差点でも一時60台以上が車列をなした。斎藤俊夫町長は「渋滞する地点がある程度分かったので、次の訓練や避難道整備に生かしたい」と話した。
沿岸部の復旧・復興に加えて新市街地の整備も始まり、町の交通量は増えている。町内を往来するダンプカーは1日約3000台。今回の訓練に参加した車両は、住民の車や復旧工事関係など400台前後で、実際に災害が発生すれば大渋滞が起きる恐れもある。
「津波警報が出たときは、国道6号を優先的に横切れるようにしてほしい」と主婦菊池れい子さん(59)。防潮堤の建設に携わる脇坂琢爾さん(43)も「海に一番近い場所で働くので渋滞は心配。自転車も活用して渋滞を減らす工夫が必要ではないか」と話す。
訓練を見守った東北大災害科学国際研究所副所長の今村文彦教授(津波工学)は「車避難は行政側の指導だけではコントロールできない。住民や業者を交えた話し合いや訓練を重ね、よりよい避難ルールづくりを目指してほしい」と話した。
町によると、東日本大震災の津波で被災した沿岸部には現在、約550世帯が暮らしている。住民は車で高台に避難する場合、町内を南北に走る国道6号を横切らなければならない。
午前9時のサイレンを合図に、沿岸住民の多くは車で避難場所の山下一小、山下中、坂元中に向かった。間もなく、国道6号高瀬交差点では内陸に向かう車で、一時約400メートルの渋滞が発生し、車列の後方は震災の津波浸水域に入りこんだ。
訓練参加者ではなく、仕事で町内を通り掛かったダンプカー運転手(64)は「車列が全然進まない。本当に津波が来たらダメだな」といら立っていた。
山下中に続く国道6号交差点でも一時60台以上が車列をなした。斎藤俊夫町長は「渋滞する地点がある程度分かったので、次の訓練や避難道整備に生かしたい」と話した。
沿岸部の復旧・復興に加えて新市街地の整備も始まり、町の交通量は増えている。町内を往来するダンプカーは1日約3000台。今回の訓練に参加した車両は、住民の車や復旧工事関係など400台前後で、実際に災害が発生すれば大渋滞が起きる恐れもある。
「津波警報が出たときは、国道6号を優先的に横切れるようにしてほしい」と主婦菊池れい子さん(59)。防潮堤の建設に携わる脇坂琢爾さん(43)も「海に一番近い場所で働くので渋滞は心配。自転車も活用して渋滞を減らす工夫が必要ではないか」と話す。
訓練を見守った東北大災害科学国際研究所副所長の今村文彦教授(津波工学)は「車避難は行政側の指導だけではコントロールできない。住民や業者を交えた話し合いや訓練を重ね、よりよい避難ルールづくりを目指してほしい」と話した。