こんにちはゆかりです。

SSRI(選択的セロトニン再吸収阻害薬)でアメリカタイム誌の記事を見つけました。「Time」に「The U.S. Military’s Secret Weapon」 アメリカ軍の秘密兵器とは「プロザック」というSSRI抗うつ薬です。
イラクとアフガニスタンでの戦闘が長びくにつれて、うつ病やPTSDにかかる兵士が増加しプロザックが処方されています。 イラクに駐留する兵士の12%,アフガニスタンに駐留する兵士の17%がプロザックなどの抗うつ薬、睡眠薬を服用しています。
死傷する兵士の数も増加する中で、アメリカ陸軍も兵員不足のため病人までも兵士にして戦う方針です。
アメリカではプロザック(日本では未承認)はうつ病だけではなく、PTSD、不安神経症、気分変調に処方されています。日本でも同じような処方が多いようですが、睡眠薬も同時に処方されます。元は兵士が戦闘するために開発された薬ですから脳が興奮して夜も寝ずに戦闘できます。
”うつは心のかぜ”なんていう甘い言葉で無く、イラクにいる兵士が非常時に飲む薬と考えた方が身のためです。戦いが終わった兵士は廃人同様になる確率が高いです。
英国グラクソ・スミスクラインがパキシルなどの違法販売促進を認め、30億ドルという製薬業界史上最高額の支払いに合意した事を、米司法省が発表しました。日本では薬害訴訟は難しいようで、薬害エイズ以外は患者側敗訴が多いようです。
向精神薬 wikipedia より
精神科で用いられる精神安定剤から、手術における麻酔で用いられるものまで様々なものがある。
麻薬 痛みに対する感覚を鈍らせる。そのため、モルヒネやコデインは鎮痛剤として医療の現場で処方される。麻薬性鎮痛剤として、モルヒネのような効果を持つメペリジン(商標名:デメロール)やメタドンが開発されている。
脳内麻薬と呼ばれることもあるエンドルフィンは、人体に存在する天然の鎮痛物質である。
抗精神病薬 (Antipsychotic)
主に統合失調症の症状の対症療法での治療薬を指し完治させるものではない、また強力な睡眠薬であるベゲタミンに配合されているクロルプロマジンもここに分類される。統合失調症に有効な抗精神病薬は、全てがドーパミンD2受容体ファミリーに親和性を示し、ドーパミンのはたらきを抑制、あるいはコントロールする。
- 抗うつ薬 (antidepressant)
- うつ病や強迫性障害、社交不安障害の治療に用いられるもので、主要な作用は、セロトニンが少なくなっている状態に対してセロトニンを再利用する作用をもたらすことである。
- 第1世代・第2世代の抗うつ薬である三環系抗うつ薬、第2世代の四環系抗うつ薬、第3世代の選択的セロトニン再取り込み阻害薬 (SSRI)、第4世代のセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬 (SNRI) がある。
- 気分安定薬 (Mood stabilizer)
- 双極性障害における躁病とうつ病の波を安定化させる治療薬である。
- 覚醒剤 (Stimulant)
- メチルフェニデートやアンフェタミンのように、突然強い眠気を催すナルコレプシーや注意欠陥・多動性障害 (ADHD) の治療薬として処方される。メチルフェニデートやアンフェタミンは、ドーパミンの受容体に結合する。
- 抗不安薬 (Anxiolytic)
- 不安や緊張を鎮める作用があるベンゾジアゼピン系が多い。
- 睡眠薬(Hypnotic)
- 不眠症に対し、睡眠を誘導する治療薬として用いられる。ベンゾジアゼピン系が多い。