今まで電力会社と結託して散々エコ発電を妨害してきた経済産業省、ここへ来て突然の
温泉発電支援です。 年額28億円と言いますから1㎞程度のボーリングが28ヶ所行えると言う
程度です。 何しろ、温泉掘削は山師の独壇場、掘っても出る保障は無く、ややこしい書類審査
や環境問題に加えて近隣温泉地の旅館組合との軋轢を思うと、せいぜいその対策費で
消えてしまいそうな金額です。
電力会社も時々地熱発電を支援しますが、大金を投入して採算の合わない金脹れ事業に
仕立て上げ、ほとぼりが覚めた頃に「こんな経費のかかる地熱発電は採算が合いません。」
と言うお決まりのエコ発電事業潰しの手口でしか過ぎません。
経済産業省は本気で温泉発電を支援するのか、それとも今までどおり「だから原発しか
安定した発電方式は無いのです。」と言うプロハガンダの宣伝の為に従前通りの地熱発電潰しの
方便なのか、賢明な人々の監視が必要な事を伝えるネットニュースは以下です。
「温泉発電」で町おこし支援 経産省、25事業を発表
2013年8月5日 19時15分
経済産業省は5日、地下の熱水のエネルギーで発電する「温泉発電」に用いた後のお湯の再利用事業で温泉地などの町おこしを支援する全国25事業を発表した。地熱発電拡大に向け、ハウス栽培や水産物の養殖、足湯の整備のほか、勉強会の開催などにも補助金を出す。2013年度の支援総額は28億円で、5日から追加公募も始めた。
温泉発電は、設備が小規模で旅館などが独自に運営できるのが特徴。
今回支援対象となる事業は、イチゴ栽培のビニールハウス設置(北海道弟子屈町)や、温水で豚肉を調理する食品工場整備(新潟県十日町市の松之山温泉)、足湯施設の整備(大分県別府市の別府温泉)など。
(共同)