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Channel: 原典聖書研究
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ずさんな原子力規制行政 

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 残念な事ですね。起きる事がはじめからわかっていた原発事故をふざけた安全神話で
 
国民を愚弄して巨大原子力利権に蔓延った腐敗と癒着の構造は結局その儘温存され
 
新たな原発事故と言う国家滅亡に向かった着実な第一歩が踏み出されようとしています。 
 
  あたかも電力会社から批判されるほど厳しい規制を出して来るというスタンスで国民の
 
批判をかわしきって、新原子力規制基準が厳しいものであると見せかけて、その実はお金の
 
かかる安全対策や時間がかかる対策は全て積み残したり置き去りにして、経済的損失を
 
最小限にする為に安全対策完全無視の再稼働ありきの本音が見え見えです。 
 
  下は福島原発事故の教訓も、対策も何一つ満足でない中で闇雲に再稼働が強行され
 
次成る原発事故で日本が滅亡する時が刻一刻と近づきつつある事を報じるネットニュース
 
です。
 
 

再稼働凍結し規制の強化を 市民団体が提言

 脱原発社会の実現を目指して政策提言を行う市民団体「原子力市民委員会」(座長・舩橋晴俊法政大教授)は十九日、原子力規制委員会が決定した原発の新規制基準について「十分な防災対策が練られているとは言い難い」として、原発再稼働を最低三年間凍結し、規制の強化を求める緊急提言を発表した。
 提言では、新安全基準が加圧水型軽水炉(PWR)のフィルターをはじめとした重要な設備について五年の猶予期間を設けた点について、新規制基準を満たさなければ既存原発の運転を認めない「バックフィット」制度と矛盾すると指摘した。
 

規制委 大飯 運転継続容認へ 9月まで 新基準、一部満たさず

 原子力規制委員会は、国内の原発で唯一運転中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)が、九月の定期検査入りまで運転継続するのを容認する方針を固めた。原発の新規制基準への適合状況を審議した結果、全ての基準を満たさなくても、運転停止を求めるほど重大な危険はないと判断した。
 十九日に正式決定された新基準(七月八日施行)では、原発ごとに最大級の津波を予測し、防潮堤や建屋の扉を強化して重要機器を防御。電源喪失に陥らないよう、外部電源の多重化や非常用発電機の強化も求める。
 事故時の作業拠点や、ベント(排気)時に放射性物質の放出を最小限にするフィルター、単独で原発を制御・冷却できる第二制御室も要求する。
 規制委は四月以降、これらの基準を大飯原発がどこまで満たしているか十二回の専門家会合と一回の現地調査を実施。その過程で、作業拠点が建設途中であることや、周辺の三つの活断層が連動した場合の影響評価、原発の地盤を三次元的に詳しく調べることをめぐり、規制委と関電の間で議論が分かれた。
 関電が作業拠点の代用として3、4号機の会議室を提案したのに対し、規制委は非現実的だとして難色を示した。しかし、関電が別の代用施設を提案すると、十分機能すると受け入れた。
 活断層の連動評価では「耐震性に影響はない」とする関電の報告を了承し、地盤の三次元調査も詳しくは中長期的に実施すればいい、との結論になった。
 その結果、規制委は「積み残した課題はほぼない」(事務局幹部)と判断。近く3、4号機は現状でも一定の安全性は確保されているとする報告書をまとめ、運転継続を容認する方向となった。

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